古典落語 (講談社学術文庫)

  • 講談社 (2002年12月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784061595774

作品紹介・あらすじ

「さんまは目黒にかぎる」、「いまなんどきだい?」、「寿限無寿限無……」――。
人情の機微、人生の種々相を笑いの中にとらえ、庶民の姿を描き出す言葉の文化遺産・古典落語。本書は明治~昭和の速記本をもとに、先人の名人芸によって磨き上げられ、伝えられてきた至高の話芸を、完全に再現する。「目黒のさんま」、「時そば」、「寿限無」など、厳選された21編を収録。

「 落語はもともと現在生きている咄家によって演じられ、現代の人々を楽しませる話芸だから、古典とか新作といった区別はない。
 たとえば古典文学は、作者が当時の表現法で、その時代の人間を描いたものだから、現代人にとって、言葉の意味や語法などは注釈や解説なしには理解が困難である。しかしそうした手続きを要しても、名作は現代人に充分感動を与えてくれる。『源氏物語』の現代語訳が受けるわけなのだ。樋口一葉や夏目漱石でさえ、すでに立派な古典でありながら今に愛される理由である。
 逆に古代の社会を描き、歴史上の人物を登場させても、現代作家の作品は現代文学なのだ。「古典落語」がいかに昔の風俗や習慣にいろどられていても、人情や真実が描かれている限り、現代の人々に歓迎されて不思議はないのだ。同時に、だからこそ演者の話芸によっては、どのようにでも手を加え変更させることも可能なのだ。その意味でも逆に、「古典落語」の基本の形態だけは確りとした姿で残しておく必要がある。この本の意義はそこにあるのだ。」(青山忠一「興津要さんと私」より)

[本書の内容]
明 烏
三人旅
厩火事
千早振る
そこつ長屋
三方一両損
たがや
居残り佐平次
目黒のさんま
小言幸兵衛
道具屋
時そば
芝 浜
寿限無
三枚起請
崇徳院
野ざらし
青 菜
らくだ
がまの油
子別れ

落語の歴史

興津要さんと私(青山忠一)

みんなの感想まとめ

人情や人生の機微を笑いに変える古典落語は、庶民の姿を生き生きと描き出します。本書では、明治から昭和にかけての名作21編を厳選し、文字を通じてその魅力を再現しています。落語の特性として、時代背景や人間関...

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ、かなり面白かった。ぶはっと吹き出した場面も一度や二度ではない。たとえ、しんみりする場面があっても、最後にはちゃんと笑いを含めつつほっこりとさせてくれる。
    文字を追いかけるだけでこうなんだから、実際に寄席を楽しんでみたら、どれだけ元気をもらえるのだろう。そんな笑いっていいよね。

    咄だけで客は、時代背景、ストーリー、人間関係なんかをありありと思い描くことができる。その上、人情やちょっとした諍いなど、登場人物のあらゆる感情を生き生きと表現し、笑いに変えていくのだから落語ってすごいな。
    「古典」といっても何ら難しいことはなくて、その涙や笑いの素はちゃんと現代のわたしたちにも脈々と受け継がれているんだ。

    「厩火事」「芝浜」の女房が拗ねたり騙したりしながらなまけ者の亭主と最後はまるっとおさまる愛情もの。
    とにかく深く考えずに大笑いできる「千早振る」「そこつ長屋」「時そば」
    こういう噺がわたしって好きみたい。

    • 地球っこさん
      nejidonさん、こんにちはー。
      お身体の調子はどうですか?

      「らくだ」はこちらの本にも載ってました。
      解説によると、「飲むほど...
      nejidonさん、こんにちはー。
      お身体の調子はどうですか?

      「らくだ」はこちらの本にも載ってました。
      解説によると、「飲むほどに、酔うほどに、らくだの兄弟分の男とくず屋の性格とがしだいに逆転していくところをクライマックスとしており、その推移のおもしろさはすばらしいかぎりだが、それだけに、ベテランの落語家でなければてがけられない難しい噺……」と説明されてました。

      これはもう、実際に寄席で楽しまなければ!
      わくわくしてきます。
      うわぁ、行きたいなぁ(*^^*)
      2020/06/16
    • nejidonさん
      地球っこさん、お返事ありがとうございます(*^-^*)
      いつも心配して下さって、申し訳ないやら情けないやら。
      治る見込みの無い病気を、も...
      地球っこさん、お返事ありがとうございます(*^-^*)
      いつも心配して下さって、申し訳ないやら情けないやら。
      治る見込みの無い病気を、もう十年もかかえています。
      でも明るく愚痴らず、生きてる限りは生きよう(笑)をモットーにしています。

      高座に上がると、噺家さんの素顔が見えるような気がします。
      テレビ等で拝見しているのとは違うのですよね。
      人気があっても妙に下品な雰囲気だったり、その逆もあります。誰とは言いませんが。。
      そして、ナマで聞くといつまでも忘れません。そこが最大の魅力かな。
      いつの日かお出かけになれますように!
      2020/06/16
    • 地球っこさん
      nejidonさん、お返事ありがとうございます。

      nejidonさんのモットーは、いつも本を愛するレビューとなって、わたしに伝わってき...
      nejidonさん、お返事ありがとうございます。

      nejidonさんのモットーは、いつも本を愛するレビューとなって、わたしに伝わってきます(*^^*)
      これからもよろしくお願いします!





      2020/06/16
  • 3作ある内の1作目。落語は前提知識の必要なオチが多いし、滑稽さを感じ取るアンテナも敏感でないと笑うのは難しい。その上、寄席だと噺家の技量にもよる。なのでこういう風に文字で読めると、初心者としては自分のペースで楽しめて良いと思う。
    個人的には「厩火事」「そこつ長屋」「三方一両損」「芝浜」「らくだ」「子別れ」が気に入った。
    でも話が合わなくても、当時の庶民の文化や言葉の感覚を知れるのは面白い。巻末の「落語の歴史」も勉強になって良い。

  • 多数の落語が収録されている本。収録されている話も面白い。1話20ページ、多くて40ページなので、スキマ時間に読むのに丁度良い。また、落語の基礎知識を得る上で読むのにも意味があると思う。

  • CDに例えればベスト盤。入門者にお勧めの、活字落語の本。

    本書は1972年発行された「古典落語」(上)(下)に収められている62話の中から、青山忠一氏が21話を選び、再録したものである。
    本書p431、興津要さんと私 (青山忠一)より

    この「古典落語」 (興津要/編)の類書には「落語百選」 (麻生芳伸/編)がある。「落語百選」の方は春夏秋冬の全4巻からなり、すべて集めると100話になる。「落語百選」全4巻は私も所有しているが、どれか1冊を選ぶのは難しい。仮に好きな演目が収録されている巻を1冊だけ買っても、どうにも落ち着きが悪い。1冊だけでは百選のうち25話しか収録されていないし、背表紙をみても春夏秋冬のうち、1つだけでは欠けている感じがするからだ。

    その点で本書は活字落語の初めての一冊に向いている。「時そば」、「目黒のさんま」、「寿限無」など、有名な演目は収録されているし、タイトルも「古典落語」だけで、(上)や(下)などの文字が付かず、この1冊で完結している。巻末に収録されている「落語の歴史」も勉強になる。「落語の歴史」は30ページあり、読みやすくうまくまとまっている。

    活字落語のベストと呼ぶのにふさわしい1冊だ。どれか1冊なら本書がベストの選択。入門者にお勧めだ。

    収録されている演目は下記のとおり。収録順ではなく、見やすいように五十音順に並び替えた。

    【01】青菜
    【02】明烏
    【03】居残り佐平次
    【04】厩火事
    【05】がまの油
    【06】小言幸兵衛
    【07】子別れ
    【08】三人旅
    【09】三方一両損
    【10】三枚起請
    【11】芝浜
    【12】寿限無
    【13】崇徳院
    【14】粗忽長屋
    【15】たがや
    【16】千早振る
    【17】道具屋
    【18】時そば
    【19】野ざらし
    【20】目黒のさんま
    【21】らくだ


    参考までに挙げておくと、本書のあとに発行された、「古典落語(続)」と「古典落語(選)」もある。こちらは一挙にそろえるには及ばない。本書が気に入ったら、次の1冊を選ぶ際の選択肢のひとつとして頭に入れておく程度でよい。

    補足情報として、文字サイズについて書いておく。先に紹介した「落語百選」と比べ、文字サイズは同じだが、文字が若干太いため、少しだけみやすい。ただこれは、読んでいれば気にならなくなる程度の微差である。

  • ある男が蕎麦を食べて、お会計。16文。男は小銭を「1,2,.. 8」と数えたところで、男「いま何時だい?」、蕎麦屋「9時です」、男「10, 11..」。1文をごまかして支払った。これを見ていた頭の弱い与太郎。男と同じように会計をごまかそうと、別の蕎麦屋で、「1,2...8」と数え、与太郎「いま何時だい?」、蕎麦屋「4時です」、与太郎「5, 6..」。4文損をした。『時そば』

    ある夫婦に男の子が生まれたが、名前がまだ決まっていない。そこで和尚に縁起のいい名前を付けてもらうことに。和尚「寿限無はどうか。寿命限り無し」。和尚は次々に縁起のいい名前を提案していく。夫婦は1つを選ぶことができず、すべてつなげたとんでもなく長い名前を息子につけることに。寿限無寿限無 五劫のすり切れ 海砂利水魚の水行末(すいぎょうまつ) 雲来末(うんらいまつ) 風来末 食う寝るところに住むところ やぶらこうじのぶらこうじ パイポパイポ パイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命(ちょうきゅうめい)の長助(ちょうすけ)。『寿限無』

    甲府(山梨)から出てきた男が浅草で財布を盗まれるも、江戸の豆腐屋の奉公として雇ってもらう。「トウフ、ゴマ入り、がんもどき~」と豆腐を売り歩く。真面目に働き、豆腐屋の夫婦に気に入られ、豆腐屋の娘と結婚し、豆腐屋の跡取りに。江戸に来る前に身延山(みのぶさん)久遠寺で願掛けをしていたので、お礼参り(願解き/がんほどき)のために帰ることに。「甲府、お詣り、願解(がんほど)き~」。『甲府い』

    大名の父と仲がよくないある男。大名になることは半ば諦め、気ままに暮らしていた。ある日、本を読みすぎて肩がこったので、盲目のマッサージ師(あん摩の錦木という男)を呼ぶ。腕がとてもよく、話もうまい。大変気に入り「もし私が大名になったら、お前に高い位(盲人の最高位である検校)を与えてやる」。その後、あん摩は大病して寝込んでいたが、男が本当に大名になったことを知る。早速、屋敷に会いに行き、検校の位をもらう。『三味線栗毛くりげ』

    ある男が我が子を連れて大阪天満宮の祭りに行く。屋台が出ている。父「何か買ってくれと言ったら河に投げ込むからな。河には河童がいて、頭をかじられるんだぞ」。子「河童は空想上の生き物だから大丈夫だよ」。飴屋にやってきた親子。男が商品を触って指をなめてしまい店主に怒られる。団子屋にやってきた親子。蜜の団子を買うが男が蜜の部分をすべてなめてしまい、子が蜜がついてないじゃないかと泣きわめく。そこで男は団子屋の隙を見て、店の蜜つぼの中に団子を突っ込む。子も父親の真似をする。店主に怒られる。『初天神はつてんじん』

    喧嘩を仲裁するのが好きな男。喧嘩をおさめて酒を飲ませ仲直りをさせる。町では有名。町の二人組がタダ酒にありつくため、男の前で喧嘩をしているフリをする。それも知らず、意気揚々と「喧嘩」を仲裁し、酒を飲ませて満足の男。▼ある浄瑠璃の稽古屋で師匠と弟子が「お半町」の稽古をしていた。そこに通りかかった男は本当に嫁いじめがあると勘違い。男が話を聞くと、これは京都の押小路にある呉服屋の話だと聞かされる。男は船で京都まで出向き、押小路にあった呉服屋に入り、いじめられている嫁に会わせてくれと言う。呉服屋「それはお半町の話ですよ。その嫁(お半)は桂川で心中しましたよ」。男「そうか、遅かったか。汽車で来たら良かった」『どうらんの幸助こうすけ』

    水を桶に入れて売り歩く男がいた。重たい水を売っても少しの銭しか稼げない。ある日、男が宝くじ(富くじ)を買うと大当たり。大金を手に入れる。つらい仕事を辞めて優雅に暮らそうと考えたが、水を売り歩かないと困る人たちがいる。男は水を売る仕事を続ける。『水屋の富』

    武家の下男「わが家の庭に忍び込んだ筍を手打ちにいたしました」。隣家「手打ちは良いが死骸はこちらへ渡してもらおう」。武家の下男「死骸はこちらで手厚く、腹(原)に葬り、骨は明朝、高野(厠かわや)に納まるでございましょう。『たけのこ』

    幽霊(遊芸ゆうげい)稼人(かせぎにん)でございます。『不動坊』

    酒の中に水を混ぜる、水の中へ酒を混ぜる。水臭い酒、酒臭い水。『七度狐』

    『首提灯』

    ○死神
    ○饅頭こわい
    ○目黒のさんま
    ○猫の皿
    ○芝浜
    ○火炎太鼓
    ○頭山
    ○たらちね
    明烏あけがらす
    三人旅
    厩火事うまやかじ
    千早振る
    そこつ長屋
    たがや
    道具屋
    野ざらし
    青菜
    らくだ
    がまの油
    子別れ
    崇徳院
    三枚起請
    小言幸兵衛
    居残り佐平次
    三方一両損

    ****************
    ○口入屋くちいれや。人材派遣をする人。
    ○達引たてひき。男同士の意地の張り合い。
    ○長襦袢ながじゅばん。肌着
    ○強力ごうりき。山伏の旅の荷物を運ぶ従者。
    ○大家(長屋の管理人)。店子たなこ(長屋の住人)から家賃徴収。店子の出産・死亡・婚姻の届出。大家は親も同然。長屋の修理。長屋の所有者ではない。
    ○一升瓶。1.8リットル


    **********************
    笑福亭松鶴,六代目(1918-86)
    桂米朝,三代目(1925-2015)
    桂春団治,三代目(1930-2016)
    桂文枝,五代目(1930-2005)
    立川談志,七代目(1936-2011)
    古今亭ここんてい志ん朝(1938-2001)

    桂文枝,六代目(1943-)
    笑福亭鶴瓶 (1951-)
    柳家やなぎや喬太郎きょうたろう(1963-)
    入船亭いりふねてい扇辰せんたつ(1964-)

  • 風呂で毎日、一作ずつ、笑いながら読んでいる。隣近所に笑い声が聞こえて不審がられているかも。
    ともあれ、「そこつ長屋」のなんとシュールなこと。
    稲垣足穂の「一千一夜物語」は、案外、ここから来ているのかも。そして日本のSFもまた、古典落語の系譜につらなっているような気がする。というのも今同時に小松左京を読んでいるのだけれど、だんだんと知的かつ科学的刺激にあふれた落語のように思われてきた。

  • 面白かった。落語というものの雰囲気は掴めて、でも実際足を運んで耳だけで捉えるにはまだ少し自信がない感じ。もう少し読みたかったなぁと思ったら、こちら全6巻あるシリーズからの抜粋(?)だったみたい。あらやだ。

  • 江戸落語21編を収録した本。
    音源で聴いたことがあるので、活字で読んでもなんとなく頭に音声が流れる感じがする。改めて読むと、難しい言葉や、今真面目に理解しようと思うと注釈の要るような習慣や行動がかなりあるものだ。特に遊郭周りの言葉など。
    昔は子ども向けの本で落語を読んで、それで結構面白く読んでいたものだが、実際どんなふうに理解していたのだろうと思う。

  • 珠玉の名作揃い。繰り返して見て聴いた小三治の名演と見比べながら読むと、更に面白い。

  • 一話一話が短くてリズム良く読める。
    何より、江戸時代の庶民の暮らしが見えてくるのが良い。

  • 昔、落語が好きだったので、懐かしむように読了。
    ジョークの基本はこういうところから学べると思う。

  • 古典落語の名作とはいえ知らない噺もあるので、改めて文章で味わうのも良い。
    だけどやっぱり表情、仕草、口調などがあってこその落語なので、あくまで予習復習のための一冊ですね。

  •  朗読レクで使用。
     「目黒のさんま」と「時そば」と「寿限無」を読む予定だったが、時間が短く、「目黒のさんま」を朗読するだけで終わった。

  • 【版元の情報】
    製品 古典落語
    著者 編:興津要
    発売 2002年12月10日
    価格 本体1,300円(税別)
    ISBN 978-4-06-159577-4
    判型 A6
    ページ数 440ページ
    初出 本書は’72年小社より刊行された『古典落語』(上)(下)を、著作権継承者の了解を得て、再編集したもの。

    [紹介文]
    大衆芸能を文庫で読むことばが踊る至高の話芸

     「さんまは目黒にかぎる」、「いまなんどきだい?」、「寿限無寿限無……」――。
     人情の機微、人生の種種相を笑いの中にとらえ、庶民の姿を描き出す言葉の文化遺産・古典落語。本書は明治~昭和の速記本をもとに、先人の名人芸によって磨き上げられ、伝えられてきた至高の話芸を、完全に再現する。「目黒のさんま」「時そば」「寿限無」などを21編を収録。

     ……殿さま、感涙にむせんで一口めしあがったのですが、蒸して、脂がぬいてあるばさばさのさんまですから、どうしたっておいしいはずがありません。
    「これがさんまか?」
    「御意」
    「ふーん……して、このさんま、いずれよりとりよせたのじゃ?」
    「ははあ、日本橋魚河岸にござります」
    「あっ、それはいかん。さんまは目黒にかぎる」
    ――(本書「目黒のさんま」より)
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784061595774


    【目次】
    目次 [003-005]
    凡例 [006]

    明烏 009
    三人旅 030
    厩火事 061
    千早振る 074
    そこつ長屋 086
    三方一両損 105
    たがや 120
    居残り佐平次 133
    目黒のさんま 160
    小言幸兵衛 170
    道具屋 191
    時そば 211
    芝浜 219
    寿限無 232
    三枚起請 244
    崇徳院 264
    野ざらし 282
    青菜 299
    らくだ 311
    がまの油 351
    子別れ 359

    落語の歴史 [400-430]
      落語ということば
      落語家の先祖たち
      江戸時代中期の落語
      江戸時代後期の落語界
      明治以降現在までの落語界
      平成十四年現在の落語界
      興津さんと私 青山忠一(二松学舎大学名誉教授・文学博士) [431-436]

  • いわゆる古典落語のネタを、文章として載せている。やはり、語り継がれるネタは洗練されており、読んでいるだけで笑いが込み上げてくる。

  • まず寿限無を読んだ。
    寿限無寿限無・・・子の名前のお話。読むと聞くのでは、また違った面白さ。早口言葉みたい。
    時そばは、有名。
    目黒のさんまは初めてやったけど、あの味が忘れられないってことね。上様への中傷もまぜてあんねんかな。
    子別れは、子はかすがいのネタ。
    千早振るは、ナンセンスもの。
    三人旅は、おばあちゃんと寝る話。
    厩火事は、大切なものは何かって。瀬戸物や馬よりも女房だったり弟子たちでしょって話。
    そこつ長屋は、とんちんかんな会話の繰り返しで、面白かった。言葉遊びもたくさん。

  • 読んでも楽しかった。実際に聞くともっと楽しいんだろうな。基本的に、客を楽しませることが前提にあるから、どこかほっかりと温かいから良い。これからCDを聴いたり、実際に観に行きたい。

  • <閲覧スタッフより>
    「落語」とは?
    江戸中期に始まった庶民的な話芸。 人情ものや怪談ものなど、様々なカテゴリがあり、噺の最後に「落ち」と呼ばれる結末がつくため、「落語」と言われます。 また、同じ噺でも噺家によって違ったりと、色々な楽しみ方があります。

    --------------------------------------
    所在記号:文庫||779.1||オカ
    資料番号:10147461
    --------------------------------------

  • 巻頭の「読んでおもしろいものを集めています」という言葉通りで読み進めるのが楽しい。表記に平仮名が多くて、漢字の字面で意味をとるのではなく一文字一文字追っていくかんじ。江戸の庶民の暮らしぶりを思わせるなかに鉄道トンネルといった近現代の要素が混じっていたりする演目も。1話毎に簡単な注釈、巻末には落語の歴史を概観する解説がついている。

    収録作品:明烏/三人旅/厠火事/千早振る/そこつ長屋/三方一両損/たがや/居残り佐平次/目黒のさんま/小言幸兵衛/道具屋/時そば/芝浜/寿限無/三枚起請/崇徳院/野ざらし/青菜/らくだ/がまの油/子別れ

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著者プロフィール

1924年生まれ早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学。著書に『転換期の文学』『明治開化期文学の研究』『落語』『新編薫響集』『日本文学と落語』『江戸川柳散策』など。1999年没。

「2015年 『古典落語(選)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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