チベットのモーツァルト (講談社学術文庫)

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レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061595910

感想・レビュー・書評

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  • おしゃれな文体のお陰で、ある意味勘違して80年代の一般人に受け入れられ、時代が変わるとあまりに難解な内容を嫌われて理解できない層から叩かれてしまったある意味不幸な本。表題作はクリステヴァ論。人が社会的な存在となっていく過程で、意識の作用により自己を中心に形作っていく、空間力学を精神分析とトポロジーを融合した野心的な試みだが、これをイメージできない向きには何が言いたいのかまったく分からない、苦痛でしか無い文章に思えるのだろう。
    ただ、後半には「丸石考」のような普通に民俗学の文書うとして読めるエッセイや、話題になったカスタネダの紹介、チベットでの修行に関するエッセイもあるので、とりあえず理解できる箇所だけ読んでみるのもいいかと思う。

著者プロフィール

一九五〇年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。明治大学野生の科学研究所所長。思想家。著書に、『チベットのモーツァルト』『雪片曲線論』『森のバロック』『カイエ・ソバージュ』シリーズ『アースダイバー』シリーズ『野生の科学』ほか多数

「2019年 『レンマ学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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