ナポレオン(上) (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061596597

作品紹介・あらすじ

一七八九年に勃発したフランス革命のさなか、数々の戦功を立てて、皇帝に登り詰めたナポレオン。果敢な行動力、卓越した戦術、天性の指導力、軍事的・政治的天才の歩んだ道はいかなるものだったか。揺れ動く英雄の心の内面に光を照射し、その生誕から臨終までの全生涯を克明に描写する。人間ナポレオンの実像に迫る注目の世界的名著。

感想・レビュー・書評

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  • ナポレオンの伝記です。それも、文章に残っているナポレオンの言葉を中心にその想いや苦悩に焦点を当てています。というより、それ以外の記述は乏しいので、基本的な時代背景や歴史を知ってないと読んでもよく分からない。特に、日本語訳が酷いのが読みにくさに拍車をかけています。けど、それらを克服すれば非常に興味深い内容です。

  • コルシカが生んだ、近代最後の英雄、ナポレオン。


    この本では彼の最たる面である、戦争や軍事、政治といった面ではなく、どちらかというと内面の葛藤を中心に描かれている。小説的な構成の為、すべてが真実であるという保障はないが、ナポレオンという人間の複雑さがよくわかる本である。


    後世に Art of war と称えられた戦の天才が、その生活までが戦場さながらであり、そこでは決して Art にはすることが出来なかったもどかしさが伝わってくる。


    下巻のセントヘレナ編からはその末路に涙を超えた虚しさがこみあげてくるのを禁じえない。

  • 小説的。伝記とはまた違う

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