- 講談社 (2004年11月11日発売)
本棚登録 : 162人
感想 : 8件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784061596849
作品紹介・あらすじ
春秋・戦国の乱世に自らの理想を実現すべく諸国を巡った諸子百家。快楽至上主義の楊朱と兼愛の戦士・墨子の思想がなぜ天下を二分するほど支持されたのか。五徳終始説と大地理説で新王朝の出現を促進した鄒衍(すうえん)の雄大な構想、「白馬は馬に非ず」とした公孫龍(こうそんりゅう)の緻密な論理とは。新出土資料で判明した老子、孫子、孔子などの実像も、興味深く説き明かす。(講談社学術文庫)
春秋・戦国を彩る思想家たちの才智と戦略。戦乱の世に自らの構想を実現すべく諸国を遊説した諸子百家。利己と快楽優先を説いた楊朱、精緻な論理で存在の実体を問う公孫龍から老子、孔子までその実像に迫る。
みんなの感想まとめ
春秋・戦国時代の思想家たちの多様な思想とその影響力を探る内容が魅力的で、特に楊朱や公孫龍のユニークな視点が印象に残ります。著者の文章は読みやすく、初心者でも理解しやすいよう工夫されており、哲学に不安を...
感想・レビュー・書評
-
全1巻
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同じ方の著作を孫子で読んでます。
なので、孫子の項は、かぶっている部分が多いです。
本文の引用は少ないものの、初心者向けでわかりやすいです。
…本格的に勉強しようという方の「わかりやすい」ですが。
要するに思想なので、哲学苦手な人にはきついかも。
図表も文庫ながら、載せていていいかんじ。
…ただ…孔子、孟子は嫌いなのかな、この人。 -
古代中国、思想の百花繚乱時代であった春秋・戦国時代に活躍した、諸子百家の思想を簡潔に紹介します。最近の発掘調査の結果も踏まえながら、成立時期などを検討。一方でこのような新出土資料によって、「思想史の編年」という擬古派の論拠が崩れる例を挙げ、成立時期を引き下げようとする立場に対して警鐘を鳴らしています。
諸子百家の代表例として、11人の思想家について、それぞれの思想の概略、他の思想との関係、その限界、歴史に果たした役割を見ていきます。有名どころだけでなく、現在はその著作が伝わっていない思想家についても、他の文献を通して、その思想がどのようなものだったかを紹介。
目次:
序章 諸子百家とは何か
第一章 無為の哲人・老子
第二章 混沌の魔術師・荘子
昔教科書で読んだ、「混沌」の話。
第三章 歴史否定の快楽主義者・楊朱
第四章 受命なき聖人・孔子
第五章 失敗した革命家・孟子
第六章 兼愛の戦士・墨子
第七章 相対判断の破壊者・恵施
第八章 最後の古代論理学者・公孫龍
第九章 宇宙論的政治思想家・鄒衍
第十章 中国兵学の最高峰・孫子
第十一章 法術思想の貴公子・韓非子
孔子に対する評価が低いところは一つの特徴。 -
韓非子や荘子、スウエンの分析が面白いです。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
浅野裕一の作品
