- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061597044
作品紹介・あらすじ
中国・重慶での反日暴動、従軍慰安婦を巡る諸問題など、ある日突然、亡霊のように甦る戦争の記憶。冷戦構造が崩れて直面したアジアの戦争被害者の声に、日本はどのように応答すべきか。ユダヤ人大量虐殺を否定する歴史修正主義や、台頭する新たなナショナリズムを鋭く批判し、アジアの民衆との信頼関係回復のため戦争責任を問い続ける俊秀の力作。
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
中国・重慶での反日暴動、従軍慰安婦を巡る諸問題など、ある日突然、亡霊のように甦る戦争の記憶。
冷戦構造が崩れて直面したアジアの戦争被害者の声に、日本はどのように応答すべきか。
ユダヤ人大量虐殺を否定する歴史修正主義や、台頭する新たなナショナリズムを鋭く批判し、アジアの民衆との信頼関係回復のため戦争責任を問い続ける俊秀の力作。
[ 目次 ]
1 戦後責任を問い直す(「戦後責任」再考;記憶・亡霊・アナクロニズム;ジャッジメントの問題)
2 ネオナショナリズム批判(日本のネオナショナリズム(自由主義史観を批判する;加藤典洋氏「敗戦後論」を批判する)ネオナショナリズムと「慰安婦」問題)
3 私たちと他者たち(汚辱の記憶をめぐって;哀悼をめぐる会話;日の丸・君が代から象徴天皇制へ)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
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¥250
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2005年。
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近頃気になる著者の本。東京裁判はおかしいという論があるが、はたして日本人自身が戦争を断罪し、その責任を問い続けることができただろうか。自国民の哀悼の前に、日本の侵略によって犠牲になった他国民の哀悼を考える著者の意見に賛成。日本は冷戦構造の崩壊によってはじめて戦後責任に直面せざるを得なくなったというのもなるほどと思った。謝罪の意味がよくわからず、なんとなく謝り続けているのにという先人たちのつけが今の世代にまわってきているのだ。
著者プロフィール
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