- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061597068
君あり、故に我あり (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評
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サティシュ2冊目。
サティシュがいまの思想に至るまでに、人や思想とどのように出会ったかがわかる本。
ソーハムの世界観/種から生長する過程で、殻を脱ぎ、ほかのものと一体となる/マントラ→心の解放/オウム→肯定の意味/シヴァ神の息子ガネーシャ→一家に幸運をもたらす/ダルマ→行為から存在への善の旅/すべての生き物に親切に/共感と非暴力の実践/無自覚な自分の感情、言葉、行為に注意を払う/知識はすでに自分のなかに存在する/サルヴォダヤ→生命を中心とし、すべてを慈しむ/ヤグナ(補給)によって土を育て、ダーナ(贈る)によって社会を育て、タパス(自分への補給)によって自己を育てる/伝統という無償の贈り物/タパスの四つの方法→ヴィナヤ(謙虚さ)セーヴァー(奉仕)スワダヤ(学び)ニドラー(睡眠)/国境などを含む、いろいろな線引きが争いのもとになる/自然や動物より人間を優位と考えることが暴力の根源/軍備競争でなく、平和競争を/貧しい人々に対する態度を根本的に変える必要がある/ジハードは自分の中での葛藤、自尊心の克服のこと/怒りは自分も他者も傷つける/「芸術のための芸術」は存在しない/頭脳労働と肉体労働の間に上下はない/芸術はビジネスではなく生き方/洗い物を出さないほどきれいに食べる/自給自足の経済ネットワークを/伝統社会の多くには所有という概念は存在しない/自己利益という動機から共通利益の認識への移行 -
素晴らしい内容です。多く同調するので個人的には刺激は少なかったけれども気持ち新たになりました、世界を先導する人たちにこそ考えて頂きたいです。
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永久保存版。
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「あなたがいるからこそ、私が存在する」
我思うだけでは、我は存在しない。
人と人のつながりの中にこそ自分が存在することを、
実践的な宗教人の立場から著述。
クリシュナルムティー、マーチン・ルーサー・キング、フリッツ・シューマッハーなどとの、本音対談も圧巻。 -
同じ東洋だからか、
自然が豊富だからか…
考えとして受け入れやすいものが沢山あった。
全体性、多元論、自然・・・
宗教的な説明は簡潔でわかりやすいし、筋もとおっている。
それでいておしつけがましいものではない。
今まで言葉としてわかってたいた物が、
イメージとして入りこんできた瞬間だった。
だてに数百年語り継がれているものではないという感想。
やっと、一つの物体が宇宙にまで繋がっていることを感じれた。
大きな出会い。
自然は偉大だ。
そこから離れているがタメに、宇宙への感覚から遠ざかる。
ほんとに地方に住んでいてよかったと思った。
サティシュがいるから、自分がいる。
みんながいるから、自分がいる。
君あり、故に我あり。 -
ジャイナ教は精霊崇拝である。自然界のものはすべて生きており、すべての生命は神聖なのだ。いかなる形の生命に対するいかなる種類の危害も避けるべきであり、最小限にとどめなければならない。
「我思う、故に我あり」といったデカルトの探求の出発点は「懐疑」である。信頼することを放棄し、懐疑と二元論という新しい教義が、西洋文化の支配的パラダイムとなった。しかし、分離し、隔離され、関係を持たない自己など存在しない。だから「君あり、故に我あり」
我々一人一人はみな、宇宙のエネルギーの特殊な現れであり、生命の偉大なタペストリーの一部。孤立した個人はなく、自立し自活できるものでもない。私たちの関係は相互依存的な関係。 -
09/12/8
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サティシュ・クマールは自らの決意で9歳の時にジャイナ教僧侶となり、18歳でガンディーの思想と巡り会って還俗(げんぞく)した人物である。宗教性なき時代を切り開く思想を探究し、世界中を巡礼して回った。その魂の遍歴を綴った自伝である。
<a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20091204/p1" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20091204/p1</a> -
てのひらを見て、
指が5本ある ではなく
指の間に空間が4つある
っていう視点をくれた
私の生活を変える大きな発見でした
サティシュ・クマールの作品




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