古代インドの神秘思想 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061597310

作品紹介・あらすじ

眼は太陽であり、思考力は月であり、耳は方位であり、頭は火であり、気息は風である-。小宇宙と大宇宙の対応の思想は、やがて個体の本質アートマンと最高実在ブラフマンの一致の自覚へと深化される。古代インドに展開された生の根源を洞察する叡知、神秘思想の本質を初期ウパニシャッドをもとに解明した、斯界の碩学による最良のインド思想入門。

感想・レビュー・書評

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  • この後に読む予定であった『インド哲学10講』(赤松明彦,2018)の序盤にある議論を理解するのに大いに役立った。ヴェーダ(祭文)に対する複数の注釈文献群のうち、特に哲学的意義に関わる部分をウパニシャッドと呼ぶ、という説明は、孔子教団およびその後の儒教にとっての五経と儒学書の関係を連想させるものがあった。

  • 県立 買いたい本 少し難しいけど

  • これも難しかった。アートマンの認識の変容、言葉による定義が意味のあるものなのか、そうでないのか。

  • アートマンはブラフマンと一体となる

    そんな思考をきっちり系統立てているわけじゃないけど教えてくれる本

    インドの思想の入門に選んでよかったと思ってる

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