善の研究 <全注釈> (講談社学術文庫)

著者 :
制作 : 小坂 国継 
  • 講談社
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本棚登録 : 330
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061597815

作品紹介・あらすじ

日本最初の本格的な哲学書『善の研究』。深い思索とたゆまぬ探究心、西洋思想との厳しい対決。西田幾多郎は、人間の意識を深く掘り下げ、心の最深部にある真実の心は何かを探究し続けた。本書では、難解な本文を平易に噛み砕きやさしく読み解き、詳細で懇切な注釈と的確な解説を施し、論旨を纏め示す。二編の補論も収載、西田の代表作理解のための最善の書。

感想・レビュー・書評

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  • 西田幾太郎。
    最も具体的な経験の事実に近づいたものが真理である。

  • 飛ばし読み

  • 真の実在を把握するには疑いうるものを全て疑う必要がある。デカルトの方法的懐疑。

    しかし帰結は我思うゆえに我ありでなく

    意識は必ず誰かの意識でなければならぬというのは単に意識には必ず統一がなければならぬの意にすぎない。もしこれ以上に所有者がなければならぬとの考えならばそは明らかに独断。

    意識に先立って意識の所有者の存在を前提しているのは独断。私さえも不確かであるのでただ直接的な経験の事実。疑う私も疑われる対象も直接的な経験そのもの

    主もなく客もない知識とその対象とが全く合一している

    西田哲学は西洋哲学と東洋哲学の合流点。

    いかに生きるかという実在の問題、

    世界はこういうものであるという哲学的世界観および人生観と人生はこうせねばならぬという道徳宗教の実践的要求とは密接の関係を持っている。

    宗教と科学の仲裁というれいの命題か。

    真の宗教は自己の変換、生命の革新を求めるところに成立する

  • 注釈が豊富で非常にわかりやすい。

  • 西田幾多郎「善の研究」は岩波文庫で大学生の頃に読んだのが最初でした。
    理解してたつもりだったんでしょうね。あれからかなり年月が流れたので、「今読んだらどう思うかな?」という気持ちで、注釈付きの講談社学術文庫版を購入。
    これを読み終えた今でも、理解できてるとは思いませんが、それでも以前よりは分かったかな。
    ありきたりな言葉ですが、深いですよね(笑。

  • 哲学の魅力を教えてもらった。西田が私の中に棲み始めた感じ。新たな思考の土台を作ることができた。

  • 大学の日本思想史という授業で西田幾多郎を学んだときに買った。難易度★★★。実家からお持ち帰り。

  • わが国最初の独創的な哲学書である西田幾多郎の『善の研究』のテクストに、西田研究者の小坂国継氏による注釈を付したもの。テクストは一段落ずつ切られて注釈が挟まれ、各章の終わりには小坂氏の「解説」が置かれている。

    小坂氏はほかにもいくつか西田の論文のコメンタリーの仕事を手がけているが、本書の注釈もそれらに劣らず、手堅くポイントが押さえられている。西田哲学に関する研究書には、解釈者独自の理解が前面に出されたものが少なくない中で、本書の解説は西田自身に語らせるようなものになっている。

    また、『善の研究』では、当時流行していた哲学者の思想が参照されて議論が進められることも多く、今日の読者がその内容を理解することを難しくしているが、本書の注釈はそうした書肆的情報についての解説も充実していて、読者の理解を助けてくれる。

  • かなり難解です。

  • 絶対矛盾の自己同一.解説付きで読みやすい.

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