アルチュセール全哲学 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061598393

作品紹介・あらすじ

「認識論的切断 coupure 'epist'emologique」とは何か。『マルクスのために』『資本論を読む』でマルクス研究を一新し、フーコー、デリダ、ブルデュー、ドゥルーズらを育てたルイ・アルチュセールは、精神的肉体的苦闘、あるいは自身の「認識論的切断」を経て、いかなる地平に到達したのか。その思想的全生涯をもれなく論じた、第一人者による決定版。

感想・レビュー・書評

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  • アルチュセールの思想のある程度包括的な入門書としてはかなり読みやすい書籍の一つだと思う。
    認識論的切断、重曹的決定、徴候的読解といったアルチュセールの有名な概念についての解説がなされているのみならず、それらの思想から晩年の偶然性という主題に至るまでの道のりを彼自身の「真空」という通奏低音的な考え方を軸として一貫して描くことでアルチュセール自身の哲学を浮かび上がらせてくれる。

  • [ 内容 ]
    「認識論的切断 coupure ´epist´emologique」とは何か。
    『マルクスのために』『資本論を読む』でマルクス研究を一新し、フーコー、デリダ、ブルデュー、ドゥルーズらを育てたルイ・アルチュセールは、精神的肉体的苦闘、あるいは自身の「認識論的切断」を経て、いかなる地平に到達したのか。
    その思想的全生涯をもれなく論じた、第一人者による決定版。

    [ 目次 ]
    プロローグ 破滅型の思想家
    第1章 学問への旅立ち
    第2章 内容と真空
    第3章 カトリシズムとマルクス主義
    第4章 重層的決定の概念
    第5章 徴候的読解
    第6章 理論的革命
    第7章 イデオロギーの理論
    第8章 偶然の唯物論に向けて

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • フランスマルクス主義哲学を代表するアルチュセールの思想について。難解だったが、真空という主題が興味深かった。

  • 「再生産について」を読んでいたのですが、分かりやすかった!と同時に新たな理解も得られて良かった。むしろ本書の言葉でしか理解してないです(笑

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著者プロフィール

今村 仁司(いまむら・ひとし):1942-2007年。岐阜県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。元東京経済大学教授。専攻は社会思想史、社会哲学。

「2024年 『資本論 第一巻 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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