- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061598522
作品紹介・あらすじ
世間に対して体面・体裁をつくろい、恥ずかしくない行動をとろうとする規範意識-それが世間体である。唯一絶対神をもたない日本人は、それを価値規準とし、世間なみを保つことに心を砕いてきた。世間の原義と変遷、また日本人特有の羞恥、微笑が生まれる構造を分析し、世間体を重んじる意味を再考する。世間論の嚆矢となった出色の日本文化論。
感想・レビュー・書評
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存外に面白かった。SNSなどで、コンビニの冷蔵庫に入っての自撮りなど、反社会的な行動をしてまで目立とうとする人たちの心理もこんなところから生まれているのだな、と興味深かった。
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[ 内容 ]
世間に対して体面・体裁をつくろい、恥ずかしくない行動をとろうとする規範意識―それが世間体である。
唯一絶対神をもたない日本人は、それを価値規準とし、世間なみを保つことに心を砕いてきた。
世間の原義と変遷、また日本人特有の羞恥、微笑が生まれる構造を分析し、世間体を重んじる意味を再考する。
世間論の嚆矢となった出色の日本文化論。
[ 目次 ]
序章 「世間体」の発見
第1章 「世間」の意味
第2章 「世間」観の変遷
第3章 「世間」の構造
第4章 「はじ」の社会心理
第5章 「笑い」の機能
第6章 「世間体」の文化再考
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
もう一度じっくり読みたい。
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わたしたちは生きていくうえで、かならず「世間体」を意識し、それによって行動の選択肢を絞ってしまう。
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【2008/08/23】