史記の「正統」 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061598539

作品紹介・あらすじ

一千ヵ所にも及ぶ年代矛盾。取り違えられた王侯、隠蔽された「史実」-。司馬遷らによる編纂過程で、いったい何が起きていたのか。そして『史記』自体の「虚像」はどのようにつくられたのか。膨大な年代矛盾の謎をことごとく解明し、中国古代の帝・王・宰相の「正統観」を明らかにした画期的論考。これで春秋戦国時代の「常識」は塗り替えられる。

感想・レビュー・書評

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  • 発想は面白い。
    が、非常に読みにくい、説明がド下手、自説を強調するのに必死で矛盾がある(むしろ矛盾がかなり多い)、など欠点多数。
    ただ暦の重要さがわかるという意味で評価できないこともない。
    「春秋」が斉で「左伝」が韓でつくられたという主張の根拠が示されていない。
    踰年称元で記されているから斉でつくられたというのでは根拠が薄弱だろうし、「左伝」に関しては全く理解できない。
    途中で「年代矛盾をそのままにして、矛盾の一方を是とし、非を抹殺してしまうようなやり方がいいか、史料をすべて有効活用しようという私の考えがいいか、そして何もせず矛盾だらけのまま放置しておくのがいいか、読者はどの「結果」を支持されるだろうか」という文章があったが、
    私はなにもせず矛盾を放置しておくのを支持する。
    だいたい貴方の説も假説にすぎないんだよ。

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