地球を呑む(1) (手塚治虫漫画全集)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 67
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・マンガ (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061732599

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の関五本松は手塚キャラクターらしいエネルギッシュな主人公。
    猛々しいのに性欲があまりないのが面白い。

    ストーリーは今のところ「青年漫画の手塚」から抜き出ていない印象。
    それにしても外国人のセリフをカナ表記するのはどうにかならなかったのだろうか。
    読みづらくて仕方ない。

  • 途中にある、主人公とはほとんどつながりのない話たちがとてもおもしろかった。
    外見は一つの家族なんだけど、実はみんな人工皮膚で、お互い中身は全く知らない人間たちが一つの家族を演じているっていう話と、精神病院の話が好き。
    幸せってほんと人それぞれなんだなぁ。
    読みながら考えさせられる。

    バンパイヤの大人向け版って感じの話だった。

  • 金にも女にも無欲なナイスガイが魅力。
    「ツカイセンデヨブンヲ持ッテイルト死ナセルカクサラセルカサビツカセルカ役ニ立タナクナッテシマウ」話に出てくる村の長の言葉。叡智ですな。

  • 1968年。ビッグコミック創刊から連載。
    ミルダは手塚作品の美女でも上位クラスだなあ。
    ディストピアになってからが愈々描きたいものだったのかなと思うとちょっと残念だ。
    手塚先生が労働争議に巻き込まれる数年前というのも皮肉な話。

  • 手塚治虫の描く女性は妖艶で大好きなので完全に表紙買いだった。
    が、手塚治虫にハズレはない。

  • 講談社の全集版で、全二巻。画像は一巻。
    この人の頭の中にはどれほどの物語が転がっていたのだろう、と考える。

  • 五本松氏がオトコマエすぎるー!

    ダイレクトに進行していく話も去ることながら、派生的なストーリが考えさせるものばかりでぐいぐい。

  • 「本当の幸せとは何か?」

    この大きなテーマを機軸に、物質文明の批判や原始共産制度などの考えを踏まえ、現代社会に警鐘を鳴らす意欲作…。もう40年前に書かれた作品なのに、「名作は色褪せない」の通りの輝きを放っています。多少、話の展開が唐突だったり突飛すぎたりするところもありますが…。個人的には五本松とお父さんとのやり取りや、原住民の長老の発言などに共感を覚えます。

  • 整形なんて古くなる時代がやってきたーーー。
    ある技術でどの人も美男美女になってしまった・・・
    美しい女性が溢れかえる(中身は同じ)がその中でも完璧すぎて息を呑むほどの美しい女性が現れる。その女性は世界に復讐する女だった・・・

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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