- Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061732742
感想・レビュー・書評
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紙の砦が名作すぎる。自由の尊さと偉大さよ。泣ける。
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実際に戦争を経験したことのある人の体験談と言うのは貴重だと思う。 特に、この作品のように絵で具体的に描かれると、身に染みてわかる。
敵軍の兵士を日本でめった打ちにしたとき、そのあまりの無残さに、その兵士をみんなと同じように棒で殴れなかった主人公。 主人公にはわかっていたのだ。 その兵士が悪いのではない。 戦争が悪いのだ。 心がしめつけられる思いがした。 戦争をしてはいけない。 間違えてる。 そう言う風に伝えていかなくてはいけない。 若い人に読んでもらいたい。 -
大寒鉄郎が登場する手塚治虫の自伝的作品。自身の戦争体験を生々しく描いており、中でも、教官にばれないようにトイレの壁に作品を貼っていた話、灯火管制がとかれた街の灯を見て終戦を悟った話は有名です。最後は何だか悲しい結末。
「すきっ腹のブルース」や「ゴッドファーザーの息子」等と並んで反戦メッセージの強い作品です。 -
戦中〜戦後の作者の自伝的作品。
この作品や梨木香歩さんの「村田エフェンディ滞土録」では、血の通った小さな人間たちの、戦争に対する深い悲しみが描かれていて、しあわせの尊さを痛感する。
「人間として」、「倫理的に」、「歴史が」―そんなふうな教え方をする学校での戦争教育はもはや、巨視的な「分析」や「情報」に過ぎない。そんなご大層なことを唱えるよりも先に、たとえ一人の人間の小さなしあわせでも、それがどんなに大事なのかを一人一人が自覚して、それを色々なものから守りたいという、微視的な意識をもつことのほうが、ずっと大事なのではないか―そんなことを思った。
戦後の話だと、「四ツ谷快談」がかなり好き。こちらも、作者の血の通ったあたたかさが感じられるよい作品。 -
手塚治虫が体験した戦争。
主人公の少年(たぶん手塚本人)が傷ついた米兵に復讐の一撃を加えようとするけど、
日本人にめった打ちにされ傷ついた無惨な姿にショックを受けて果たせなくなる。
このとき、彼らも自分たちと同じ犠牲者であることに気づかされる。
戦争が終結し、「あかりがついてても爆撃はされない!!」
と喜ぶ主人公の姿が印象的。 -
手塚治虫自叙伝。表題作がおもしろくて悲しい。「紙の砦」っていいタイトルだなぁ。
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手塚先生の自伝的作品集。中でも『ゴッドファザーの息子』は、別冊少年ジャンプに連載時に読んだ記憶。あのころのジャンプに時々、読みきりの短編が掲載されていた。今は手元に無いので再読できない。約一年だけジャンプを買って読んだ時期があった。
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8月になると戦争のことを考えます。経験をしたことのない私が何度考えても考えすぎることは決して無いのです。
戦争は愚かなことです。戦争をしないためには軍隊を持たないこと。憲法9条を厳守することが近道だと私は信じています。 -
手塚治虫の戦争体験。
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