攻殻機動隊 (アニメコミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 120
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061744806

感想・レビュー・書評

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  • いつ読んだのかなんていうのは覚えていない。それぐらい、気の遠くなるほど昔であり、鮮やかに脳裏に描けるほど”この間”だ。では何を書こう。ストーリーの善し悪しか、キャラクター描写か。初めて出会った攻殻機動隊がこの押井守の目(レンズ)を通したものだったのだから、フィルムコミックについて語るのはどうだろうか。

    これは映画版だけれど、映画に出会うまえにこの書籍と出会っている。士郎正宗の原作コミックを読んだのはサンパギータでその名前を知った以降だったはずだから、その世紀末までの長い時間を私は攻殻機動隊というものをエロスとバトルアクションが交錯するやたら情報量の多い漫画であるまえに知ることになった。つまり押井作品で、主人公は女だか男だかすらわからず、やたらに”いかつい”のだ。今から十数年も前の話を蒸し返すのは非常に苦労するのだが、この2センチだか3センチだかの厚みをもった紙の塊が私に残した印象は非常に多い。ここでこうしてなにやら難しそうな言葉を選ぶのもそうだし、時々出る引用癖もその限りだろう。(どうせならもっと上手くなればいいのに)

    先述に女か男かすらわからないと書いた。これは文字通り見た目から見て取れる草薙素子の性別でもいい。浅いブルーの服など恐ろしく魅力がない。脱いでもシリコンが揺れるわけでもなく、グラビアのように丸っこい肉体でもない。瞳は感情をうつすものではなく、物質が反射するガラスのようなものでしかない。ではまだ幼き日の私が手に入れた興奮はなんだったのだろうか。

    それはテンポ、配色、見えるものから想像することかもしれない。

    大きなパズルを解読するのに役立つは大男バトーであったり、レンズの概念なのかも。

    ※一つ状況を残しておくとしたら、読み終わったものとしてこの記事を仕上げるけれども、ややこしいパズルを解明したつもりではないので、常に”今読んでいる”であり積んでいるのだ。

  • マトリックスの元となった作品らしい。
    一回だけ見たことあるんだけど、もうほとんど覚えてないから見返したい。

    【言語】日本語版
    【公開年】1995

  • 台詞がね

  • フィルムコミック。映画では聞き漏らしてしまったとこや意味などコレのおかげで補完できました^^
    ビデオだけでは理解するのは無理^^;;;

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著者プロフィール

漫画家・イラストレーター。’82年に同人誌市場にデビュー。以降主な作品として『アップルシード』シリーズ、『ドミニオン』シリーズ、『攻殻機動隊』など。アニメ家としての主な作品は『ブラックマジックM66』。そのほか、ゲームや画集などさまざまな制作分野で活躍。

「2017年 『攻殻機動隊小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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