M(ムウ)W(2) (手塚治虫漫画全集)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 140
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・マンガ (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061759022

感想・レビュー・書評

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  • 黒手塚作品の傑作のひとつ。どぎつい描写と結城の残虐性(よく言われている通り、結城は『MONSTER』のヨハンのモデルのような男です)が怖すぎの、いわゆるピカレスク作品です。若くして読んだらトラウマにすらなるのではないでしょうか。僕は中学生のときに地元の図書館から借りて読んだのですが、それはそれは衝撃でした。

    救われない男たちの救われないドラマです。

  • 去年、実家の本棚に置きっぱなしだった手塚漫画を持って返ってきた。20年ぐらい前に読んだきりだったので、すっかり中身は忘れていた。

    冒頭の手塚治虫の言葉
    「従来の手塚カラーを打ち破り、あっけにとられるようなピカレスクドラマを書いてみたいと思って、この物語の構想を立てた。ありとあらゆる社会悪ー暴力、裏切り、強姦、獣姦、付和雷同、無為無策……、とりわけ政治悪を最高の悪徳として描いてみたかった。が、今となって遺憾千万なのは、すべて描きたりないまま完結させてしまった、自らの悪筆に対してである……。」

    むごたらしい猟奇殺人に淫靡な同性のセックスシーン。これが1978年の作品ってとても思えない。

    作中にビアズリーの絵が模倣されていて、いかにも男色な快楽主義的でそそられる作品だ。10数年前に映画化されているが、男色なシーンは一切ないらしい。10数年前でさえ、世間は手塚作品に追いつていなかったということか。

  • 頭に浮かぶのはベトナム戦争の枯葉剤や広島の大久野島。結城と神父の間にあるのは愛か憎しみか。読んでも読んでも解らない第2巻。

  • 15年前の沖ノ真船島での毒ガス漏事件を巡り、結城は犯行を重ねていく。
    藪下建設社長から島のMW貯蔵庫の場所を聞き出した結城は賀来を道連れにして島に渡る。
    駐留軍のヘリからの攻撃を受けつつたどり着いた貯蔵庫には、空のカプセルだけが残されていた。
    賀来は復讐のために結城が犯行を重ねていると考えていたのだが、結城はもっと別のことを考えていた。
    賀来が事件のことを話した青畑記者は、島に渡り情報を得る。それによれば、MWは現在はR空軍基地にあるという。
    結城は中田英覚に信頼されるようになり、娘美香と婚約する。しかしその体はMWによって蝕まれていたのだった。

  • 請求記号・726.1/Te/302
    資料ID・310006874

  • 読了。

  • むかしはぼくを可愛いって言ってくれたじゃないか。

  • 「鉄腕アトム」だけが手塚治虫じゃない!と思わせる作品。

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著者プロフィール

1928年、大阪生まれ。漫画家。戦後漫画界の巨匠にして日本TVアニメの始祖。1989年没。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』他多数。全400巻の個人全集を持つ。

「2018年 『いばら姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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