ひまわり日記 (講談社コミックスなかよし)

著者 : あさぎり夕

• 講談社

感想・レビュー・書評

[猿山リムさんの感想 · 2019年8月4日]

　小説版の「ひまわり日記」を読了後、原作が漫画で作者自らノベライズした作品だったことを知る。
　作品が書かれるまでの工程そのものに興味を持ち探して読んでみる。

　表題作を含む短編３掌編１計４っつのお話。
　連作ではない、少女漫画に多い形態の短編集。
　
　確かに、小説の元ネタに当たり、この作品を小説ように膨らませたらああなるなぁって感じ。
　小説を読んだ後に読む感想は…基本的な物語の流れはそのままに、ページ数の範囲で表現した作品。

　陸上部の話と、狼男の話と、手編みの話。
　や。物語上何の問題もないんだけど…元陸上部視点で、陸上作品を読むと・・・ふざけているようにしか見えなかったりするんだが・・・まぁこの作品に限らなくて、少女漫画には特になんちゃって陸上選手は多いんだけどね。

著者プロフィール

7月21日、かに座生まれ。1976年デビュー。代表作は、「あこがれ冒険者」「ミンミン！」「コンなパニック」など。
「なな色マジック」で、第１１回講談社漫画賞受賞！

「2015年 『なな色マジック　なかよし60周年記念版（6）＜完＞』 で使われていた紹介文から引用しています。」