バージン・ショック (講談社コミックスなかよし)

著者 : 早稲田ちえ

• 講談社

感想・レビュー・書評

[ししぼんさんの感想 · 2012年6月4日]

バージン・ショック
年上の数学教師に恋をした女生徒がもうアタックし続けて最後に恋を手に入れるお話。

最初に本誌で読んだ時は小学生だったせいもあってこの押せ押せな主人公に共感できなくて、絵が苦手だったし数年後早稲田ちえにこんなに嵌ると思わなかったな。

家庭教師
一つ下の幼馴染・由貴は最近可愛くない。すっかり生意気になって、万理は彼氏の堀内くんに家庭教師をすることになった彼の事を愚痴りっぱなし。だけど、バンドでギターを弾く彼を見て見直す。受験勉強にやる気のない由貴にむかついてむかついて、いい加減堀内くんも由貴の話題ばかりの万理に切れるが、万理は自分の気持ちに気付き由貴に告白する。

女神の番外編的物語。加賀の友人・吉井くんの話。幼馴染同士の恋愛がきゅんとくる。

革命前夜
幼馴染同士で結婚した姉と恭二くん。義兄になってしまった彼に恋をしていた要は彼の前では良い子を装ってしまう。それを看破した新庄にやつあたりしながらも、二人は体育委員の鉢巻作りで親しくなって行く。積極的に要にからむ新庄、やっと恭二をふっきれた要に彼は朝の教室で抱きつくが...。

眼中にない、って残酷だ。だけど、こういう風に別の誰かに思ってもらえるって幸せだなと思う。

ハードにやさしく
留年した上に女に不自由しない半井は新歓の時のライブで彼の声に振り返り、写真を撮ってもらった女の子・ゆみ子ちゃんに好意を抱く。ゆみ子も自分になにかと声をかけてきてくれる半井をあの時以来好きだけど、周囲の女の子達の事で信用できないと告げるが、写真を破られそうになって制止し、気持ちをごまかせなくなり...。

たらしの半井くんの調子のよさにあきれるけど、こういう彼氏を持ったら苦労しそうだけど、幸せならいいかって感じのお話。

[ゆ棚さんの感想 · 2011年10月21日]

青春は仁王立ちじゃなきゃ超えられない。

[かきもちさんの感想 · 2009年9月4日]

同時収録の『家庭教師』がたいへんツボです。音楽好きの年下幼馴染み！

[takatooooさんの感想 · 2008年3月12日]

同時収録の『家庭教師』で年下男と年上女の関係におちました。くらくら。

[さとみさんの感想 · 2007年3月25日]

数学教師の塚ちゃんにどんな仕打ちをされよーと強力にがむしゃらな夏緒がすばらしいですv 同時収録の『家庭教師』の由貴も可愛いですねーvv 『革命前夜』もかなり好きですvvv

[ミクさんの感想 · 2004年11月8日]

早稲田ちえさんは、一瞬の、閃光のような激情を描くのがとても上手いと思う。<br>塚ちゃんも腹黒くてすてきー。<br>
同時収録されてる、「家庭教師」もすき！

著者プロフィール

3月11日魚座生まれ。AB型。神奈川県出身。1987年、第5回なかよし新人まんが賞の『北風と太陽と』で、「なかよしデラックス」（1988年お正月号）よりデビュー。代表作は、『純情事情―春と修羅―』など。

「2015年 『―女神―　なかよし60周年記念版』 で使われていた紹介文から引用しています。」