札幌の実業家が旅先で殺され、バラバラにされて自宅へ送り届けられた。死因は溺死。彼はなぜ殺されなければならなかったのか、そしてどうやって殺されたのか。
まず、気になったこと。
札幌での事件の担当が、札幌署の刑事なのですが・・・。
札幌には札幌署というのはありません^^;
札幌では区ごとに、北警察署、西警察署、南警察署・・・・となってます。
1983年に出版された小説なので、JRが国鉄となってました。
懐かしすぎw
ストーリー自体はさらっと読めました。
ちょうど、2時間ドラマの西村京太郎サスペンス!って感じです。
トリックに時刻表もあったりして (私は時刻表トリックがにがてなので、さらっと読んでしまいましたが。
そして被害者はなぜ殺されなければならなかったかですが・・・。
憎むべき相手は彼だったのでしょうか。
被害者もなぜ殺されなければならなかったのか、理解してなかったと思う。
過去の事件がきっかけなのですが、その事件は誰の責任か。
なかなか難しいな。
ただ、その事件で、田舎特有の村八分状態となり町を追われて、不幸になっていく家族はかわいそうだったけど。
きっと、だれもが悲しい事件だったために、誰かのせいにしたかったのかもしれない。それが事実と違っていたとしても。
犯人の動機は理解できるかもしれないけど、殺す相手は彼でなければならなかったのか? それはちょっと疑問。