- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061814424
感想・レビュー・書評
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〈異来邪〉を名のる人物から届いた死の予告状どおり、地上80メートルの密室から消失した甲斐辰朗。4時間後、マンションの1室で発見された首なし死体は二重生活を営んでいた辰朗のものなのか。なぜ犯人は首を持ち去ったのか。息つぐ暇もなく繰りひろげられる推理戦の果てに、閃光のごとく顕れる度胆をぬく真実。
推理のトライアル&エラーを繰り返す法月の無能っぷりといったもう。デクスターを意識してたのね(気付かなかった笑
「おまえがしゃべっていることは、何ひとつ裏付けがないぞ。おまえは可能性という名のおもちゃを弄んでいるだけだ」とんだ名言。親子の会話がこの物語の全てである。
密室に双子、首無し死体という好材料。新宗教に恋愛要素。あっと驚くどんでん返し。非の打ち所がない。
推理による構築を積み上げ崩してを繰り返すのはずっと読んでいられます。最後までうっとりしてました。
たそがれと読むんですね…だれかれだと思ってました。恥ずかしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とんだ迷探偵ですよ☆
だいたいの読者には真相が見えてるだろうに…。『どうしてそこにいくの?』て感じな推理連発w
自分のことは棚上げで親バカ警視に八つ当たり。ツッコミどころ満載な探偵だった(゜Д゜)肝心の推理も無理矢理こじつけた感がなくもない。推理も説明がかなりまどろっこしくて読みにくい。言葉遊びは面白かったかな。
お父さんのキャラは良かった( ´艸`) -
殺人予告を受けていた新興宗教の教祖が<塔>から消えた。
4時間後マンションの一室で発見された首なし死体。
死体は誰なのか。なぜ首を持ち去られているのか。
疲れました~!綸太郎、迷走しすぎ!!!
途中の推理があちこち行って、ほんと読むの疲れました。
ただ、序章で語られている教祖の出生の秘密を綸太郎は知らないわけだからしょうがないんだけど、ここにたどり着くまでがもう長い!
そして重大なところの嘘の証言をコロっと信じすぎ。
綸太郎にもワトソン役をつけたほうがいいんじゃないでしょうか。
一人でホームズとワトソンをやってるような感じ。それもホームズ1でワトソン9。とても名探偵には見えません。
今回も綸太郎の屁理屈と紙一重の理屈にツッコミを入れる法月警視は健在でした。お父さんは好きだなぁ~。
でも、首のない死体とくれば誰でも頭に浮かぶトリックをこれだけ二転三転させたのはすごかったです。
首を切ることの必然性にも納得。
我慢して読んで救われました。 -
この小説のすごいところはトリックそれ自体ではなく、いかにその周りに怪しい情報の煙幕を張りこんなあからさまで単純なトリックから目をそらし、推理の幅を作るか、というところにあった。双子の設定などその最たるものだろう。
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三人の入れ替え
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