御手洗潔のダンス

  • 講談社 (1992年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784061816404

みんなの感想まとめ

幻想的な要素とミステリーが融合した短編集で、主人公の御手洗潔と石岡君の独特な関係性が描かれています。特に印象的なのは、幻想画家の失踪とその後の衝撃的な発見が織り成す物語で、読者を引き込む要素が満載です...

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた本。
    短編集と、最後に石岡くんによって、御手洗潔氏の近況報告なるものが書かれている。感想は・・・昭和ですなぁ。いろいろと懐かしく読ませていただきました。

  • ◇山高帽のイカロス
    最初の話はどうやって男性が電線に引っかかって亡くなったのか、という大きな謎に包まれていてとても引き込まれました。
    ロープを使った真相に脱帽!

    ◇ある騎士の物語
    女性を慕う青年のうち一人の男性が、ダンベルにしていた車輪を使って、線路を走り、犯行現場まで10分足らずで行くという真相にびっくりしました。
    犯人の男性からの手紙にある、ドン・キホーテに自分を重ね合わせていた、という告白はとても切なく感動的でした。
    そして、女性は自分のために殺した犯人に気づきながら選ばなかったという御手洗の見解が余計にこの話を切なくしていると思いました。

    ◇舞踏病
    なぜ老人は踊るのか、という本当の真相が、老人のボケに対する処方された薬が舞踏病を促進させていたという指摘にただただ驚きました。
    犯人はボケを治して宝石のありかを聞き出そうとして、
    高額を払い最適と思われる場所に居候させ、老人の奥歯に高価な宝石を隠しているのを突き止めた。
    いくつもの謎が繋がってくる過程が見事だと思いました。
    老人の歯が入れ歯かどうかの判断で醤油煎餅の話をした真相など、細かいところまでしかけられているところがすごい!
    個人差がある薬だったからというフォローがありつつ、御手洗のビジネスとしての医療に対する批判が重たい結末でした。

    ◇近況報告
    変わり者の御手洗と共に暮らしている、常識人でお人よしな青年・石岡君の苦労話が面白かったです。
    女性のファンがいるところや、犬が御手洗の方に懐いているところに納得がいかないようなところがかわいいと思いました。
    部屋の見取り図まで描かれていて面白かったです。

    どの話も無駄が無く整った文章だなあと思いました!

  • 御手洗さん&石岡君の短編集。個人的には最後の「近況報告」が好きです。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

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