カナリアが囁く街―警察庁が震撼した七日間 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 14
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061816541

感想・レビュー・書評

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  • 大石さんの初期の作品。この後、進化する前の作品だけど、登場人物や背景などプロットの構造を難しくし過ぎて理解が不能になりました

  • 1992年に発行され
    1995年7月に読んだ形跡がある。
    しかし,殆ど忘れていた。

    作者の想いが 実にこもった 作品である。
    同世代のヒトかと思ったら 1961年生まれと言うから
    現在 52歳。書かれたのが 31歳のときだから、
    どうも,熟成した 書き方に驚く。

    日本が繁栄した。
    しかし,その繁栄とはなんだろうか?
    を問いかけながら
    3人の 鹿児島出身の オトコたちが立ち向かう。
    警察官僚、検事、大蔵省。という エリートたち。
    まさに,フィクションこの上ないのだが。

    緻密に張りめぐらされたなかで、
    「正義」を追いかけるのだが。

    警察官僚 矢野健一は 狐の衣を着た虎と称される。
    学生時代に 愛微 をうしなうことで、
    そのことに苛まされる。
    オトコは いつも過去の中に生きるものだ。

    しかし,この物語,現状批判の精神がとても強いが
    正義と言う ことは,何を意味するのか よくわからない。
    しかし、その感情的なしゃべくりは 
    じつに 面白いのだ。

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著者プロフィール

大石英司
1961年生まれ。鹿児島県鹿屋市出身。1986年『B‐1爆撃機を追え』で小説家デビュー。C★NOVELSに著書多数。他に『神はサイコロを振らない』、『尖閣喪失』(中央公論新社)がある。

「2023年 『パラドックス戦争 下 ドゥームズデイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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