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Amazon.co.jp ・本 (332ページ) / ISBN・EAN: 9784061816930
みんなの感想まとめ
独特の雰囲気と緻密なプロットが魅力の作品で、読者を引き込む力があります。デビュー作とは思えないほどの強い個性を持ち、特に古典ミステリを意識した舞台設定や推理が印象的です。キャラクターたちの台詞回しは一...
感想・レビュー・書評
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これは、かなり癖のある本。
前半は、読むのに悪戦苦闘したけど、謎解きは圧巻。
頑張った甲斐があった。
途中何度も謎解きがあって、そんな馬鹿なというパターンあり、B級ホラー的なパターンありで何度もひっくり返り、最後はえ“ーみたいな。
前半の山を越えれば後半は慣れなのか少し読みやすくなった。 -
『メルカトルかく語りき』を先に読んでしまったので読み終わって「えーーっ!!」て感想(ネタバレになるので詳しくは書かない)
これがデビュー作とはずいぶん灰汁が強い。『黒死館殺人事件』を意識しているとのことで台詞回しも衒学的で読みにくい(比べると本作の方がはるかに読みやすいけれど。あちらはあまりにも過多な衒学趣味なので)
リアリティなど二の次な古典ミステリ風舞台設定や推理。嫌な言い方かもしれないけれど一般受けするものではないだろう(まるで私だけはわかる的な言い方だ)でも面白いどんでん返しだし、名探偵ものが好きな自分としてはとても気になる探偵たちである。 -
1993年発行、講談社の講談社ノベルス。正直なんとも言えない読後感である。すーと軽く読むタイプの私にはあわなかったかも。ありえないようなネタを詰め込んでいるのは分かるが、どんでん返しと言われても、そうだったっけ、としか思わないような人なので。
解説:『闇のなかの翼-あるいは「新本格派」アレルギーへのショック療法』野崎六助、備考:1991年5月講談社より単行本で刊行、 -
人気の高い作品ではあるが、残念ながら私には合わなかった。
だが、デビュー作とは思えない、眼を見張る内容であったと思う。
いつか続編に挑戦したい。 -
最初は取っ付きづらい文章だったけど諦めずに最後まで読んでよかった。めちゃくちゃおもしろい。
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二転三転する推理劇と芝居のようなやり取りで進んでいく。しかし、最後の推理のやり合いはエンタメとして最高で、脳ミソをバチバチ刺激してくる。処女作ということもあってシリーズとしての整合性は低いのか、メルカトルがあんな推理を披露した理由がアレというのは、確かに悪徳かもしれないが悪徳探偵ではないよなあ、と思う。あと香月はよくあれで結婚できたな。
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京都近郊に建っているという設定の古城・蒼鴉城が舞台の物語です。
本の裏に、「首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人」と様々なミステリ要素が含まれている旨の説明があり、多くの死者・殺人が発生するため、物語としてのテンポは良く、個人的には中弛みを、あまり感じませんでした(終盤の探偵による密室トリック解明の件には、流石に唖然としましたが……)。
踏み入った感想を書くと、どうしてもネタバレ・伏線に触れざるを得なくなってしまうので書けませんが、上述のように複数のミステリ要素に加え、二転三転する結末といった点から、面白い作品でした。
この作者の作品は、これが初読であり、メルカトル鮎シリーズと銘打って複数作品があることを知っていたので、副題にある「メルカトル鮎最後の事件」が意味するところには「う~ん」という感じでした。 -
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これは……最高に悪趣味。それに尽きます。
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頑張って読んだ。映画で見たい。メルカトル鮎は熊倉一雄で。
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いやー…これは。色々すごい。ミステリとしてふんだんに詰め込んだというか。欺きの欺きの欺きみたいな感じ。ある人物が、ポーの「おまえが犯人だ」の「私」みたいな狂気がある。暗黒館の殺人と雰囲気が似てる。生首演出は今まで読んだミステリの中でも格段悪趣味(いい意味で)。っていうかメルカトル…
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さして厚い本ではないにも関わらず、とにかく人が死ぬ。連続殺人にしてもあんまりだ、と言いたくなるほどに被害者が続出する。
そしてそれに伴い、探偵が導き出す答えも二転三転。むしろ探偵役すらも二転三転するというとんでもないお話です。
結局登場人物の誰も彼もが「ある人物」の掌の上で踊らされるような形になるのだけども、その人の正体を許せるかどうかは人を選ぶかも。正直反則スレスレに思える。私は好きだけど。
著者のデビュー作であり、デビュー作でこれかよ!(色んな意味で)と言われているこの一冊。読みづらいという訳ではないが、癖は強い。ハマる人はとことんハマれる筈。 -
読み手を選ぶ。
色々な意味で凄い作品。
メルカトルシリーズ一作目にして「最後」・・・
純粋な推理小説に詳しい人なら、きっと
「なるほど、この手法は・・」とか
「くぅ、こうきたか!」とか、楽しめるのではないだろうか?
有名な作家たちが帯にコメントを寄せている事もそうだけど、
デビュー作で、これは凄い。
しかも、当時21歳だとは、ほんとに驚きだ。 -
再読。
麻耶くんの話はややこしいので一読ではなかなか理解できない。機会があったらいつかもう一度読もうと思って、ようやくそれを達成。
やっぱり面白いなぁ。何が面白いのか具体的に書くとネタバレになっちゃうから書かないけど。
探偵能力、メルカトルと木更津って同程度っぽいな、これ読むと。や、むしろ木更津の方が上か。
雰囲気ばっちりの城に、連続で起こる殺人。しかも密室だったり、首切られてたり、何かの見立てだったり。これでもかって「本格」をぶち込んでる。
途中で怒って投げちゃ駄目。最後まで読まないと。
以下反転。
副題が「メルカトル鮎最後の事件」だからねー。殺されてるってことは木更津より探偵能力が下か。
ただ、首が切られた後別の人の首と入れ替わって、それでも尚生きていられる可能性ってほんとにあるのか? や、別になくてもいいけど。それを真面目にお話する木更津がちょっとかわいい。
とりあえず、香月くん最強ってことで。
抜粋。
「愛あるかぎり戦いましょう。命、燃えつきるまで」
メルカトル、いいよなぁ。
04.07.19 -
綾辻行人、法月倫太郎絶賛ということで以前から興味があったのですがようやく読了。
本格ミステリーというにはあまりにも趣が違います。が、ペダンティックな文章、おかしな登場人物、荒唐無稽にも思える設定など強烈でした。
犯人の出自は教会紹介の行で気づき、かなり一生懸命考えたのですが、残念ながら犯人あてには敗北しました… -
複数の探偵による推理合戦すらも玩具の如き材料として処理する進行には、面白さ以前に呆気にとられる。
整合性を粉砕する現実、部外者としての探偵の位置の崩壊、物語の昇華を許さぬ真相。
独特の世界観は、巷に流布する推理小説の誠実さや緻密さを高みから笑い飛ばすような、有無を言わせぬ論理でもって出来上がっている。
毎度の如く訳が解からないと唸りながらも、著者の作品をつい読んでしまう理由は、おそらくその辺にある。 -
起承転転転転結……だがしかし転! といった作品。各推理自体にはどういう推理やねんと思わず笑ってしまったけれど、読了後はそういう作品なんだなあと飲み込むことにしました。個人的には作中に出てくる探偵2人木に魅力を感じられなかった、が、虚無への供物のごとくちりばめられている様々な要素に楽しませてもらったこと、何だかんだで今後の麻耶作品も読んでみたいと思ったことから星4つ。
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麻耶雄嵩の作品
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