聖アウスラ修道院の惨劇 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 94
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061817012

感想・レビュー・書評

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  • 充実でございました。
    圧倒的アウェーでの謎解きもそうだし、
    閉鎖的な教会の偉いこっちゃな秘密もね。

    しかも終盤の蘭子の謎ときには含みがあって
    もしやそういう存在が…とにおわせるのよ。
    だけれども、そうではないのよね。

    まあ実を言うと真の黒幕に関しては…
    なんとなくある事実を強調しているから
    嫌な予感はしていたけど…

  • 二階堂蘭子シリーズの中でも一二を争う大好きな作品!
    怪奇性がありドキドキがとまりません!

    もって蘭子の活躍を読みたいです〜

    ぜひ〜

  • 二階堂蘭子シリーズ、第3弾。

    途中、トンデモ結末になるのかと思ったら、ちゃんとしたトリックが用意されていて安心した。

  • 日本推理作家協会賞候補(1994/47回)

  • みっちりとしたミステリを読んだ感覚。修道院に行くまでの道路の情景描写など、読んでいて細かい部分の描写の量が多い。そこに満足感を得るか読みにくいと感じるか。
    前半の展開は遅いが、後半の盛り上がりはすごいし、真相も非常にインパクトがあるので忘れがたい一作。
    巻末の参考文献一覧は絶対に先に読んじゃいけない。

  • 名探偵二階堂蘭子シリーズの最初の方は、好き

    猟奇的殺人事件

  • 二階堂蘭子シリーズ

    尼僧の塔から転落死した太田美知子。捜査の依頼を受けた蘭子。会堂で発見されたトーマス・グロア神父の遺体。首を切られ逆さに吊るされた遺体。失踪し井戸から死体で見つかった寄宿生ハルミ・メイヴァース。文書庫に続く通路の落盤事件と前修道院長マザー・エリザベスの死。捜査中、尼僧の塔から炎に包まれ転落死したシスター・フランチェスコ。院長マザー・プリシラが探し求める《ミッチェル・ヘッジスの頭蓋骨》。使用人梶本稲の死。グロア神父の娘の秘密。

     2010年10月28日読了

  • 蘭子さんが活躍する宗教濃いミステリー。女性が活躍する推理小説ってなかなかないので好きでした。

  • 既読本。

  • 時間切れで返却

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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