水晶のピラミッド (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061817098

感想・レビュー・書評

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  • 事件が起こるまでが長い!
    タイタニック号の話とか古代エジプトの話とか、それはそれで物語として面白かったけれど、繋がりはといえばタイタニック号の方も部分的にだし、古代エジプトの方は作品に深みを持たせるためのサイドストーリーといったところなのか?
    そして外国人の登場人物が多すぎて、誰が誰か覚えられない。ピラミッドの構造なんかも、空間把握能力が低いせいもあるんだけど、言葉だけでは難しかったかな。

  • 一言で表すなら、壮大!それに尽きます。

    探偵の御手洗さんが登場するまでが長いけど、古代エジプト、タイタニック号、アメリカと色んな国や時代が描かれているので、何だか旅行しているような気分で読めました。
    古代エジプトやタイタニックのお話は、要らないと思う方も居るかもしれないけど、私はそれらがあったことでドキドキしながら読み進められたし、あって良かったです。
    解決の時に「え、それを無視するの!?」と思っていたことも、その後にちゃんと説明されていたのでさすがだなぁと思いました。

  • 「水晶のピラミッド」島田荘司◆ギザのピラミッドを原寸大で再現した水晶のピラミッド、密室の溺死体、不気味な怪物…時代と国境を越え、科学や考古学を取り入れた大作ですが、やや冗長な感も。華やかなようで孤独なレオナに寄り添って読むべきなのかもしれませんが、私にはわがまま女に思えてしまった

  • 合間合間に挟まれるタイタニックや古代エジプトの話が、私的には結構面倒な気がしました。
    でも最後のどんでん返しには驚いたかな?
    話の盛り上がり的には暗闇坂の方が面白かったです。

  • 読み始めての第一印象は、「いつになったら事件が起こるんだ」「いつになったら御手洗潔が出てくるんだ」。それくらい、前置きが長い。古代エジプトだのタイタニックだの、これがどう繋がってくるの? と疑問に次ぐ疑問。
    ところが。やはりあの長い前置きは、無駄に長いわけじゃなかった。長いけど飽きないのでうっとうしくは感じないし。そして起こった事件とその真相はとことん派手。さらにこれで終わりかと思ってたらまだまだ……やってくれるよなあ。
    印象に残ったのは「アヌビス」の正体だなあ。途中の展開はかなりスリリングでサスペンスフルだったし。

  • 現代と過去をさまよいつつ、ミステリ&ホラー&伝奇ものになってます。

  • やっぱりトリックが壮大だよ。
    とヘラヘラしながら読んでました。

  • 結局、タイタニックとエジプトのお話は何だったの?という疑問は残るが(笑)独自の世界観は好き。

  • 御手洗シリーズ。トリックは大胆というよりももう壮大というか不可思議というか。この頃から少し島田先生がつかめなくなってきました。

  • どんどん過去に戻ってくる(苦笑)。占星術殺人事件ほどインパクトが無くて、少々、不満。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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