笑い陰陽師 (講談社ノベルススペシャル―山田風太郎傑作忍法帖)

著者 : 山田風太郎

• 講談社

感想・レビュー・書評

[ptoroさんの感想 · 2018年6月6日]

元甲賀忍者の大道易者・果心堂と元伊賀忍者の妻が、いろんなことに首をつっこむ艶笑連作短編集。
作者の自己評価はAクラスだが、まあ書いてて楽しかったんだろうなあと感じる軽妙洒脱な空気に満ち溢れていた(ちなみに大傑作『風来忍法帖』がBクラスってんだから、あてにならないw)。
後書きの中島らもとの対談がおもしろい。

[myjmnbrさんの感想 · 2011年9月24日]

自作のパロディーか？　作者ならではの奇想があるが、全編下ネタがきつい。

[辺土名小次郎さんの感想 · 2011年4月17日]

目次
〈第一話〉忍法棒占い
〈第二話〉忍法玉占い
〈第三話〉忍法花占い
〈第四話〉忍法紅占い
〈第五話〉忍法墨占い
風色の一夜　中島らも

著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年｢達磨峠の事件｣で作家デビュー。49年｢眼中の悪魔｣｢虚像淫楽｣で探偵作家クラブ賞、97年に第４５回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人／棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」