姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061817982

感想・レビュー・書評

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  • 百鬼夜行シリーズを最初から読んでみたくなり手に取った。作者のデビュー作だそう。かなりの長編…すごい。途中から面白くなり一気読み。
    耳に入っても聞こえないものは良くわかるけど、目に入っても見えないもの、なんてあるのかなぁ。脳について考えさせられた。

  • ページ数が多く、今まで避けてきたが、友人の強い紹介もあり読んでみることにした。

    最初の章の内容が難解に感じられ心が折れたが、そこを抜けるを本作の世界観が面白く、どんどん作品にのめり込んでいった。

    とても面白かった。シリーズものであるようなので、次の作品も読んでみたい。 

  • 高校生の頃に読んだきりなので、10年ぶりくらいの再読……。細部はほとんど忘れてました。関口が好きになれねぇ〜! という感覚は変わらなかったけど、関口と京極堂や榎木津とのやり取りは好き。姑獲鳥がうぶめになるくだり、非常にうまい。

  • 開業医の娘の依頼、姉の夫の失踪、密室から消滅。妊娠20か月になる姉、消えた赤子たち。神職かつ古本屋の京極堂、作家としてのネタさがし、同級生の心眼を持つ探偵。寮の先輩、恋文を届けた過去。

    哲学的な説教、蘊蓄、忘れていた記憶、戦中・戦後の混乱の影、憑き物の家系…おどろおどろしい感じもあるけれど、最後にはきちんと謎が解けるミステリー。

  • この作者では2冊目の作品。
    最後に種明かしがずらーと続いて、
    こう言うのって「後出し」のようなきがするが。
    この世界におもしろさ感じられればいいのか、とも思う。

  • 京極夏彦の不気味さの演出、そしてどんでん返しのようなトリック?など、大好きな一冊です。

  • 事件の怪奇性、薄気味悪さ、京極堂のうんちくがとてもいい味出してる。呪いとか不可思議に見せかけて最後はしっかり解決するので良いと思う(^。^)

  • 前半はしんどいけど、後半は怒涛の様に読める
    意識とは心と脳の交易の場である。


  • 量子力学やら妖怪やら記憶の話やら、最初は特に面倒くさくて斜め読みしていたけれど、
    物語の世界にどっぷり浸かりたいならば頑張って読み切りましょう。
    「あー、そう言われるとそんな気がするなあ」と思えたら、しめたものだと思います。

    言語論のような、抽象的な台詞もばんばん出てくるので、そういう知識がちょっとあると、より考えさせられるのではないでしょうか。

    何が何だか!と言いたくなるくらいの展開なので途中からは引き込まれて一気に読んじゃったけど、


    …初京極、難しいわ笑

  • 面白いが少し強引?
    ストーリー以外の部分が面白い。
    なんかドグラ・マグラを連想させる。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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