姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4224
レビュー : 610
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061817982

感想・レビュー・書評

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  • 民俗学と現象学を巧みに使ったメンタルミステリー。
    独特の世界観が構築されていて、みんなハマるのも頷ける。

  • 読み返すと、意外と面白かった。
    薀蓄本。
    初めてこの本を手にした時は分厚いなと思ったが、巻を重ねるごとに更に分厚くなっていくので読み返した時にはうっす!となる不思議。

  • はじめ本屋で見た時は、こんなに分厚い文庫本あるのかと思った。こんなに分厚くするなら上下巻に分けたらいいのに。値段もそれなりに高かったが。
    京極堂が主人公。ちょっと、他の主人公より変わっていて面白い。でも、内容は結構凝っていて難しい。意地で読んだ。その後、このシリーズも意地で読んだという事は、やはり魅力あるシリーズなんか。

  • 関口を見ててこっちがハラハラした。大丈夫かこいつ…?不安定すぎっぞ…。
    京極堂や榎さんもそういうところが気になるのだろうか。学生時代の鬱状態の時に代筆や食事の差し入れをしていたというし。榎さんが木場に電話したのは嬉しかった。
    木場もなんやかんや世話を焼いていて、物わかりのいい雪絵という奥さんもいることだし、関口は本当に周囲の人に支えられて生きているんだなぁ、という印象。周囲の人がいなかったら、関口はとっくの昔に死んでるだろ…。
    関口が変人と思っている京極堂と榎さんから、関口の方が変と思われているらしくて、いい三人組?だと思う。
    関口は雪絵さんとどうやって恋愛結婚したんだろう。
    ラストで「お母さん」といった理由がわからない。察しが悪くて嫌になる。
    とりあえず関口が好きキャラです。

  • 読んでいて、説明の部分は、やたらと長ったらしいし、自分の頭では理解することがムリなくらい難しいし…とにかく何なんだこれは!?っと叫びたい衝動に駆られたけど…

    でも、読み進めていくうちに、なんて面白い話なんだろうと思ったし、謎解きの部分は、とにかく怖くて…人間の奥深くに持ってる恐ろしさを垣間見たような感じを読んでいて感じました。

    次の作品は、読むか分からないけど、時間と体力があったら読んでみたいと思った。

  • 前半部分の京極堂の薀蓄が延々続く部分は辟易だけど、肝心の謎解き自体は楽しかった。怪奇ミステリ風味で、趣もある。

  • ちょっと不気味な世界観、そして分厚い本。
    数ページ読んだところで挫折しそうになりました。

    ただ登場人物がことごとく魅力的なので、そこにハマれば分厚さなんて感じないでしょう。
    私は京極堂が語り出したところから京極堂ファンになり、一気に読めました。

    まぁあの語りが好きかどうかは好みがわかれるでしょう。

  •  ようやく読み終わりました。
     かなり長い時間がかかってしまったので、疲れた。
     というか、見た目でわかると思うんですが、相当に分厚いです。
     つまり、長いです。

     まず、事件が起こるまでが長いです。相当に長い。
    「姑獲鳥」とは何だと京極堂が語っている時点で他の本だったら確実に一冊が終わる。
     そして、一冊終わった辺りでようやく探偵と依頼人が現れる。
     現れたところで、ようやく話が始まるけれど、話が入り組みすぎて、とにもかくにも事件の全容がまずわからない。
     わからないのに、探偵さんは事件がわかった挙句に逃げ出してしまう。
    「気持ち悪い」と言って。

     関口くんの視点しか持たない読者は置いてきぼり。
     そのままどんどん関口くんが錯乱し出して、今度は自分の目が信じられなくなるんだけど、そこに再び京極堂が現れて、すべての謎を解き明かす、
     解き明かすのはいいんだけど、何せいちいち話していることが難しいので、半分くらいしか理解できないまま物語が進んで行って「あーうー」。
     おまけに、ヲチが現在の相当なホラーなので、気持ち悪くなってしまう。
     というか、読みながら足元が覚束なくなって、何度かめまいがくらくらしました。

     でも、面白い。
     相当に面白い。

     夏の夜中に、くらくらした上に、眩暈を覚えるようなうすらざむい難解な物語を読みたい人にオススメします。
     時間はたっぷりつぶせます。

  • すごく後味の悪い話なのに、つい読んでしまう。

  • 「この世には不思議な事など何もないのだよ」

著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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