魍魎の匣 (講談社ノベルス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (684ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061818125

感想・レビュー・書評

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  • ほぅ…ってもう怖いし!
    閉所恐怖症の暗所恐怖症だから想像するだけで恐ろしい。゚(゚´Д`゚)゚。
    でもちょっと匣を覗きたい笑

    終始薄気味悪い…ホントなんでこんな話考えつくの

    京極堂が着物で登場するシーンがもう素敵(〃ω〃)
    そして今回も関口はおバカさん♪
    探偵先輩の場面でホッと息抜きしつつ、ラストは全員集合での事件解決‼︎

    午前0時…こんな時間に読み終わってしまった…
    押し入れで寝る夢を見そうで怖い(-_-)

    • 土瓶さん
      天下無敵の薔薇十字探偵社、榎木津礼次郎が活躍するスピンオフ作品。

      「百鬼徒然袋 雨」
      「百鬼徒然袋 風」

      現在2作品あります。...
      天下無敵の薔薇十字探偵社、榎木津礼次郎が活躍するスピンオフ作品。

      「百鬼徒然袋 雨」
      「百鬼徒然袋 風」

      現在2作品あります。

      いつ読んでも大丈夫といえば大丈夫ですが、できれば発行順に読むのをお勧めします。
      ストーリー部分では大きな齟齬はないでしょうが、登場人物はどうかとなると自身がありません。
      たとえば「狂骨の夢」で、新たに伊佐間一成という関口たちの友人が登場します。スピンオフの方を先に読んでしまうとこれらの登場人物の背景がわからないと思います。
      百鬼夜行シリーズではだんだん登場人物が増えていくので順番に読むのを推奨します。



      あ……師匠ではないですから(´;ω;`)ウゥゥ
      2023/02/17
    • なおなおさん
      ふむふむ……。参考になります。
      あちこちで師匠呼びのお断りで大変ですね^^;
      ふむふむ……。参考になります。
      あちこちで師匠呼びのお断りで大変ですね^^;
      2023/02/17
    • みんみんさん
      順番通りですね!
      気長に頑張ってみます。゚(゚´Д`゚)゚。
      順番通りですね!
      気長に頑張ってみます。゚(゚´Д`゚)゚。
      2023/02/18
  • よくもまあこんな話を思いつけるもんだと、ただただ感心。
    そして、文句なく面白い。
    まいりました。

    • おびのりさん
      さあ、魍魎読了!
      次、いくよ!
      さあ、魍魎読了!
      次、いくよ!
      2023/07/23
    • 土瓶さん
      いったれ、いったれ~!!
      ガンガンいってこませ~!!
      体育会系読書?
      いったれ、いったれ~!!
      ガンガンいってこませ~!!
      体育会系読書?
      2023/07/23
  • あれほどボリュームがあって、濃いストーリーだった「姑獲鳥の夏」が、まるで序章であったかのような、そんな気さえする。
    なんだ?この世界は?まさに、「みっしり」と詰まっている。

    思春期の少女たちの幻想と現実に翻弄されつつ、
    刑事、木場修太郎の匣。
    孤独な若手幻想作家、久保の匣。
    元女優、美波絹子の匣。
    登場人物たちの様々な匣の中をのぞいてゆく感じ。

    物わかりの悪い作家、関口にイライラしつつも、そのおかげで内容を深く理解することができる。
    とぼけていながら核心をつく探偵、榎木津が周りを振り回し、クライマックスに向け、憑き物落としに立ち上がる古本屋、京極堂。
    そして、匣は壊されてゆく・・・

    とにかく物語に入り込みすぎて、その匣を覗いてみたくなったことは、もちろん、危うく、ほんの一瞬だが、その匣に入ってみたい。と思ってしまった。
    かなり、危険である。

    読了後はかなりの達成感。面白かった。

    そして、憑き物落としの京極堂こと中禅寺秋彦に魅せられた。

  • もうりょうが一発変換できん!!(おい)<br>
    みっしりですよ、みっしり(何

  • ぐらぐらと根幹から揺さぶり続けるストーリーだった。私が持つ昭和前・中期頃に出てきそうなミステリー要素がふんだんに詰め込まれているのも好き。
    今回の狂言回しである?木場刑事の活劇の割にありとあらゆる要素が暗かった。

  • ほぅ…。匣の中を想像すると怖い。でも覗きたい、そっち側に行ってみたい、関口くんの気持ちが少し分かる。彼にはそれを止めてくれる友人がいるので有難いことだな。

    今回は木場修が第二の主人公みたいなものだったが、前半の鬱々とした感じは長さも相まってやや疲れる。榎木津と鳥口さんで癒される。

    こんなお話をよく思いつくなあ、そしてなんか分かったような気にさせる京極堂の弁舌、凄いです。
    話の奇想天外さと比べて、文章は情感あるというか綺麗なのでそのアンバランスも癖になる気がする。

  • ほうっ。と最後に声が出る。箱があるとザワザワする。そんな気分になる。舞台装置が大きめで、主要キャラが色々と動き回るので、舞台がコロコロしますが、全てがひとつに収まるのがとても気持ちがよかったです。

  • 四読目。やっぱり面白い。たくさんの物語が交錯して京極堂によって整理されて、一つずつ片付けられていく展開が心地よい。それにしても悲しい思いをする人物が多すぎる。四読目にして初めて思ったことだけれど、「愛の物語」である点で『嗤う伊右衛門』と似ているように感じた。木場修が立ち直れるのかは心配。

  • 2002年8月20日読了。以下、過去の日記から抜粋。

    京極堂シリーズ第二弾の再読が漸く完了。
    この作品はシリーズの中でも特に(身内では)人気がある作品で、
    京極ファンならば一度は使ったことがあるはずの「みっしり」
    という(あくまでも狭い範囲での)流行語まで登場した代表作。
    しかし、私が覚えていたことといえば、
    「みっしり」「ほぅ」「筥」「バラバラ殺人」程度。
    だから、これまた新鮮な気持ちで読み返すことができたのである。
    ちょっと情けなくも悲しい話ではあるけれど。

    この物語の中でも京極堂は多くの言葉を語るわけであるが、
    「悲しい生い立ちを負った者が全て犯罪者となるわけではない。
    犯罪を起こす時には必ず何か契機がある」といった内容のことを
    怒鳴るシーンがある。これは小説世界に限ったことではないのね。
    私達は大なり小なり事件が起これば、犯人の情報が公開され、
    その中で結構強引にでも辻褄を合わせようとすることが多々ある。
    それは歴とした犯罪心理学における科学的実証法の一つでもあるけれど、
    素人判断で当人の全てを決めようとするのはやや浅はかではないかと、
    日頃からちょっと気にかかっていたことを京極堂が叫んでくれていた。
    ちょっとびっくりして、ちょっとすっきりした。

  • ミッシリ‼️

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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