眩暈 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 132
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061818255

感想・レビュー・書評

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  • 最初の意味不明の文は、後になって何かあるのだろうとこれまで御手洗シリーズを読んでいればこそ我慢できるものだと思います。
    今回は石岡作とされる『占星術殺人事件』をモチーフに話が始まっていき、途中食事中に読むべきではない描写を乗り越え、御手洗の冴えわたりすぎる頭脳から導き出される奇想天外な結末へ。
    話の内容は面白かったのですが、私的に微妙な点が。
    途中に出てくる未亡人の話はいったいなんだったのでしょう。私の頭脳が残念過ぎるせいでしょうか。ただモチーフとして両性具有の話がしたかっただけ?
    つなぎ合わせた死体は、どうやってつながっていたのでしょう。縫い合わせでもしない限りただくっつけただけでは難しいですよね。吊るされていたのならなおさら。

  • 「眩暈」島田荘司◆「占星術殺人事件」に感化された人物の手記が見つかった。狂人の妄想とも思える奇想天外な内容から御手洗が暴いたのは、壮大な事件の真相。著者の別の作品が題材になっているのが面白い。御手洗シリーズで時々起こる猟奇的な事件に慣れてきたことは喜ぶべきなのかどうなのか。

  • 島田荘司さんの長編大作ミステリー。
    御手洗潔シリーズ。
    1ページ目から魅了されてしまいました。
    処女作の『占星術殺人事件』も織り交ぜられています。
    奇妙且つ妖艶な雰囲気。
    とにかく分厚いのに読むと止まらない。
    読み応えあります、面白すぎる!

  • これはやはり「占星術殺人事件」を先に読んでおくべきか……? 多分、ネタバレはなかったと思うけれど。
    一ページ目からのあの文字組み演出にはやられた~。こういうのってたまりません。雰囲気に一気に飲み込まれる感じ。そして怒涛の解決。ありえないありえないと思いつつも、やっぱり綺麗に解決しちゃうし。何もかもがど派手だなあ。読み応えはばっちし。

  • 読んでるほうが眩暈を起こしそうな感じ。。。

  • 話がどんどん突飛になってけばなってくほど、魅了される御手洗ワールド。

  • 御手洗シリーズ。長いのである程度御手洗作品を読んでないと辛いモノがあります。どちらかというと内面的な描写が多い…かな?御手洗作品の中では、最後も綺麗で、私は好きです。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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