走らなあかん、夜明けまで (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 42
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061818682

感想・レビュー・書評

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  • そうよ。一つのカバンを追い、走らなあかん。人生もまた然り。サツに頼らず、突っ走るのが生き様だな。

  • 快調なテンポで読ませる。東京生まれ、育ちの主人公の「異郷」大阪での手探りの迷走ぶりが精密な街の描写で迫ってくる。

  • 私も山の手線内育ちで社会人になって初めて大阪に行った身なので、主人公のカルチャーショックがよくわかり楽しめた。知っている土地が舞台だったせいもあり読書苦手な私でも最初から物語にひきこまれ最後まで一気に読めた。大阪のディープで怖い地域が舞台なのでスリルがあり、方々走り回る展開は終始テンポよくスピード感が味わえた。最後が割と丸く納まる点は好みが別れるかもと思った。

  • 一気に読んで、感動。
    かっこいいんだよ…!

  • さくさくっと!
    わずか一晩の話なので、さらっと読める。
    確かに東西の文化のギャップというものはあると思う。
    この間新聞でも、大阪のひったくりの件数が減少してきているが、東京と比べると倍ほど違うと・・・。この本も、大阪を舞台に、置き引きからトラブルに巻き込まれる東京のサラリーマンの姿を描いている。ちょっとそのサラリーマンを格好良く書きすぎかもしれないなあ。

  • 久々に大沢さんの鮫シリーズ以外のもの。珍しく舞台が大阪。主人公が走り回る舞台が自分の知ってるところってリアルでいい。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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