七回死んだ男 (講談社ノベルス)

  • 講談社 (1995年1月1日発売)
3.77
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Amazon.co.jp ・本 (262ページ) / ISBN・EAN: 9784061818798

みんなの感想まとめ

テーマはタイムループを中心に展開されるミステリーで、読者を引き込む魅力があります。一冊を通してほぼ同じ空間で繰り広げられるストーリーは、飽きることなくスルスルと読み進められます。登場人物が多い中でも、...

感想・レビュー・書評

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  • 時間ものも大好物。

  • スルスル読めました。ほぼ同じ空間で一冊まるまる構成されてるのに飽きがこなかったです。反復落とし穴のせいで登場人物が倍増したように感じた。登場人物みんなに親近感も湧いたかな。
    あと主人公が「8年前のベストセラーを読むような人間ですよ」的な事言っててそれ私!私!ってなった。面白かったです(╹◡╹)

  • 面白かったぁ。
    そりゃあ全体的に古臭くも感じたけど、実際古いからそれは仕方ない。

    設定が単純だけど複雑で、登場人物もそこそこいるから心配だったけど、ちょこちょこ解説してくれるから、読みやすい。
    タイムループがクセになる。下手に混乱することなく、この先どうなるかを楽しみに読めた。
    なんとなく、想像してた結末じゃなかったのもいい。キューちゃんは、優しいし、地頭がいい。
    自分だったら、そんなに繰り返すのなんて頭がおかしくなりそう。

  • うまい…1995年発行の本だけどループものをしっかりとした設定でミステリにしてるのがすごい。死ぬのは主人公やなくて祖父なんやけど。
    オチも意外と今までにない感じでよかった。最後のゴタゴタはまぁ…いらないかも笑

  • 設定としては面白い。最後の種明かしも面白かったが、やはり本人が死んでしまっては反復されないのでは、という疑問が残る。

  • めちゃくちゃ面白かった!
    シリアス系かと思っていたが、意外にコメディタッチ。会話の平成初期あたりのキャピキャピ感がありつつ、ブラックユーモアのような印象も。

    同じ1日の行動を少しずつ変えて未来を変えようと何度も繰り返すのは、ゲームのように感じた(「かまいたちの夜」などのサウンドノベルを思い出した)。どんなに対策しても、結局は別の人がコチョウランの鉢を運ぶ姿を目撃する羽目になる絶望。読んでいくと、あまり、ミステリーっぽくないというか、フーダニットやハウダニットではなくて、ホワイダニットということか。
    繰り返す度に親族たちの意外な一面や関係性がわかっていくのも面白かった。恋模様も遺産争いに絡んでくるのが面白い。
    友理さんの意中の人、消えた1日の謎など、解決したかに見えて最後にこれでもかという伏線回収。
    祖父が痴呆気味であること、独特の服装ルール、深酒、久太郎の特殊体質による老成も絡んで、久太郎自身を混乱させ、読者も騙す手腕、お見事!

  • 2023.11.21 図書館

  • 文章の書き方が、教科書みたいだった。
    たくさん、登場人物が出てくるから少し混乱した。同じような内容の本を前に読んだからあまり面白くなかった。でも、反復落とし穴を1度体験してみたいと思った。

  • キュータロー目線で進んでいくにも関わらず、タイトルが「7回死んだ男」。このタイトルでキュータローの性質も結果も分かってしまうところが秀悦さを感じて好き。事件が解決した後に付属のような謎の解明があったけど、読み返すと確かに伏線はあったから驚き。そこに何も思わなかった自分にも驚き。一貫してキュータロー目線だから他にもループしてる人がいるんじゃないかと疑っていたけど、そこは崩さずになおかつかた苦しくなく面白かった。それにしてもこの一族はどうしようもないな。

  • 再読。人の生死の拘わるリピート物って、後発の「バタフライエフェクト」
    「僕だけがいない街」「昨日公園」みたいに悲壮感に溢れてるケースが殆ど
    だけど、これに関しては登場人物が軒並み幼稚な俗物なせいか、
    暗い気持ちにならずに読めた。
    中盤、親族総出での座布団投げ喧嘩のシーンとかほぼギャグだったし。

  • 再読。西澤保彦さんの作品で、このキュータローが好きで好きで(笑)。それだけではなくて、他の人も含めて黒いところも「繰り返し」なところも、ラストの解決とか、全部好き。

  • 主人公の語り口調で進められる文体は、コミカルで楽しく読めました。本格ミステリとありましたが、どちらかというとミステリ要素の入ったコメディみたいな感じです。主人公の努力も空しく、違う伏兵が現れる際にはあまりの滑稽さに失笑してしまう程でした。

  • 珍しく、からくりが早い段階でわかった。
    一周目では起きなかったことが、
    二周目で起きたという初めての出来事。
    主人公が犯人かなと思ったけど、どうも違うらしい…
    となると、アレしか説明がつかなかった。

    ただキュータローのもう一つの勘違いは
    さらっと読み進めてしまい全くわからなかった。
    単純に酔いが回って寝すぎたのかと…(笑)

    気になったのが、イヤリング。
    文章を読むと、足を滑らせるくらい大きいもの?
    と想像してしまうけど、
    そんなに大きかったら重くて耳からぶら下げられないよね。
    1人ならともかく2人も命を奪うイヤリング。
    そんな危ないもの、返さず捨てる。
    私なら。

  •  作品解説(カバーより):幾度も繰り返される殺人。殺されるのはいつも渕上零治郎!? それは、現実の出来事!! だが、それを認識できるのは孫の久太郎だけ。時間の“反復落とし穴”に嵌まり込んだ久太郎が、祖父の命を救うべく孤軍奮闘するが……。奇想な時間の不条理を緻密な構成で第一級のミステリに描き上げた、著者会心の一作!

     誰もが一度は考えたであろう「もう一度あの頃に戻れれば…」をミステリに組み込んだのがこの作品。
     ルール説明:特異体質の久太郎は、(自分の意思で操ることはできない)ふとしたきっかけで同じ日を9日間繰り返す「時間の反復落とし穴」に落ちてしまう。その9日の間、周囲の人間は基本的に同じことを繰り返すが、久太郎だけは好きなように動ける。そして、9週目の行動のみが本来的な「その日の出来事」に決定される。
     と、ちょっとこれだけではわかりづらいかもしれませんが、作品内ではもっとわかりやすく、面白おかしくかかれているので大丈夫。

  • そっちか!の、どんでん返し!

  • 西澤保彦作品初読み。
    反復が八回で都合九回同じことが繰り返されるのに七回死んだというタイトルの意味がラストになるまでわかりませんでした^_^;
    反復作用を経験したことのない人に解説されてるし(笑)

  • これは各所から、絶賛されてるだけあってすばらいしい。謎や伏線がいたるところにはりめぐらされていて、読んでいてあれっと疑問に思ったところが最後に解説されじつに読んでいて気持ちいい

  • 特定の一日を七日間ループしてしまう体質の主人公。
    この主人公の祖父の家には、後継ぎがおらず、例年祖父が遺言を書いて決定していた。
    今年の遺言を最後にする、と言い出した祖父。そんな中、次の日には祖父が遺体で発見された。そして、そのタイミングで主人公のループが始まった。主人公は、七日間の中で祖父の殺人を食い止めようと奮闘する。
    というあらすじ。

    正直、あまり面白くは無かった。やはり、七日間も同じような状況を読んでいると、新鮮味が欠けてくる感じは否めなかった。また、人間模様や心理描写がやや蛋白でいまいち感情移入が出来なかった。最後のタネ証しを読んだ感想は『やっと、終わった』といった感じ。正直、長かった。。

  • どこかで知ってる設定。
    ありきたり感拭えず。
    にもかかわらず結構楽しめた。
    一読すれば充分かも…その時楽しめたから。

  • 1月2日を9回も繰り返すことになった主人公・久太郎が、祖父の死を回避するために奮闘するSFミステリー。
    軽快な語り口の一人称と、親族が交わす罵詈雑言のおかげでとても読みやすかったです。久太郎の体質もあいまってか、人が一人死んでいるのに重苦しさを感じさせません。
    祖父の死の真相が明かされ、それはなんとなく予想がついていたのですが、最終章の急展開には驚きました。まさに落とし穴です。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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