- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061819078
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
謎は解決したが、問題は何も解決していないという探偵の無力さを突きつけるような物語でした。
事件と並行して描かれる日常生活は、生徒会設定が少しぶっ飛んでいるとはいえ、なかなか青春しており楽しめました。それだけに主人公二人(あえて主人公二人と言おう)ともう一人のこれからを思うと暗鬱とした気分に。 -
まさかこんなあっさりカタがつく筈ないよな……と思ってからが本番。まあありがちといえばありがち、予想の範囲内といえば範囲内だけれども。麻耶さんですもんね。
個人的には学園内の云々に関して、どんな高校なんだよと引いてしまい楽しめなかったので残念。
事件自体はドロドロとしていて面白かったと思う。犯人と動機を知ってから読み返したら、背筋が薄ら寒くなるだろうなぁ、などと。 -
生徒会云々のくだりで、この物語はどこへ向かうつもりなのか、と思ってしまった。しかも、えらくハードボイルドな学校だし。
今回、初の麻耶雄嵩で、何も意識せずに読み進めていたが、最後の最後で著者に関する評判を思い出した。 -
生徒会舞台に展開していく事件と「塔」での殺人事件の調査が並行して進んでいくわけですが、生徒会の方のネタが妙に中二病的と言いますか、違和感がずっとついてまわって、読んでてこそばゆかった…。(「有閑倶楽部か!お前らは!!」と叫びたかった。世代がばれますな)
で、やっぱり登場人物が壊れた青春小説でしたし、血族絡みのしがらみ云々。楽しかったです。 -
登場人物達の名前が面白ろ過ぎる!
高校生三人組の男子達の物語です。ある夜、塔で起こった不可解な事件、それらを解明した先に待っているのは、生々しい血族の因縁だっ・・・・!的な内容。「神様ゲーム」から麻耶作品に入った私にとっては、かなりソフトな印象の一冊でした。 -
やっぱり最悪の結末。生徒会が違和感ありまくり。
-
麻耶作品にしてはぬるいとよく言われますが(私もそう思う)、なんか一番好きな話。