- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061819290
感想・レビュー・書評
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かなり読みやすくてページ数はまあまああったのにすぐに読み終わった。
登場人物がみんな魅力的やし個性的。
最後のどんでん返しにはびっくり。 -
山荘に難ありのゲストが次々にやって来る。そして一人の遺体が発見され…。
雪に閉ざされた山荘、クローズドサークルものの定番ですね。あくまでも基本に忠実な、純粋な犯人探しの物語とのこと。
本筋と関係ありませんが、読み始めは主人公の口の悪さが鼻についてどうにも嫌でした。(心の声ですが)
自社の社長に憧れていると言いながらも、ゴキブリ照りの頭、ゴキ頭だなんて…。親しみを込めて?いやそれ間違いなく悪意だろう。
読後は過去の事件の話が気になりモヤモヤ。作り話だったのか?絡めたら面白そうなのに。 -
事件が起こるまでが少し退屈。
UFOとか宇宙人の仕業とか言ってる、嵯峨島さんの存在が面白い。
見出しみたいなのは、いらなかったかな。 -
初めて読んだ時は完全に騙されました。久しぶりに二回目を読んだら、全然内容覚えてないわりにはなんとなく犯人の見当がついたかな…。上から目線的な言い方でなんですが、よくできた話だとは思います。動機が情けない気もしないでもないですが。
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イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387161846.html)
日本推理作家協会賞候補(1997/50回) -
雪に閉ざされた山荘での連続殺人。所謂クローズド・サークル物で、自分としては、それだけで心惹かれるものがあります。
読者は、犯人を推理していく訳ですが、節目に作者からの注釈があり、目新しいなと感じました。
もちろん、これらの注釈に嘘は書かれていないのですが、良く読み下していかないと、最後に騙される展開になると思います。
ただ、正直終盤までの展開は結構地味で、人が次々と死んでいく訳でもなく、またバラバラ殺人のように死体に派手さもなく、ぐいぐいと展開に引き込まれるという事はありませんでした。
ある程度ミステリー物を読んでいれば、犯人の推測は付くと思いますが、最後のどんでん返しは、結構楽しめました。
本作品が、フェアかアンフェアかと意見が分かれているようですが、私は十分フェアだと思います。これぐらいでアンフェアと判定してしまうと、このジャンルの作品が、減ってしまうのではないと思います。
少し時間をあけ、作者からの注釈と照らし合わせながら、再読したいと思える作品でした。 -
フーダニットもの。段落毎に注釈がつく親切設計でミステリー好きにはたまらない趣向になっている(=^ェ^=)吹雪の中の山荘に閉じ込められるかまいたち的なクローズドサークル。フーダニットとしては正に王道。しかし初心者向けなんだな残念ながら。このトリックは致命的な弱点があるよね。初手で気付かなければ傑作かもなんだけど気付いてしまえばフーダニットにもならない(^-^;ただ出来は面白いと思う。どんでん返しの大業に寄りかかることなくロジックの完成度は高い。主人公が最後まで成長しないのと尻切れトンボ的なのがやや難点。
著者プロフィール
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