死者は黄泉が得る (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 98
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061819498

感想・レビュー・書評

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  • 訪問者を生ける屍の仲間にする館と隣町の連続殺傷事件が、時を越え立体交差する。
    設定に根本的に理由付けがないミステリィのためのミステリィでもある。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/12216485.html

  • 【設定・構成】・・・S
    【舞台】・・・A
    【登場人物】・・・C
    【トリック・仕掛け】・・・C
    【緊張感・恐怖】・・・B
    【感動・爽快感】・・・C
    【やられた!】・・・B

    【感想】
    西澤さんらしい読者の斜め上をいく発想力に脱帽。
    流し読み厳禁、登場人物が全て外人(カタカナ名)な上、情報量も多く一回で全体像を把握しようとすると所々読み返したりしなきゃいけない場面も多々ある。
    賛否の分かれるラストシーンも「一撃必殺のドンデン返し」ではなく尾を引くような粘っこさあるので、気になる人は解説サイトとか見るといいかも。

  •  作者自身が書いているように山口雅也「生ける屍の死」と似たような世界。死者がよみがえっている世界のミステリ。
     「生ける屍の死」は地味におもしろかった。「うっわ、これすげぇ!」と興奮するタイプではなく、「あー、もしかしてこれ、すっごいおもしろいんじゃないの?」とじわじわくる。そんなタイプ。
     これはね、ちょっと辛かった。登場人物の名前がカタカナってだけでも、なかなか受け付けられないのに。世界観に入り込めずに終わった、って感じ。おもしろくないわけではなかったが。
     ただ、ラストのオチはきっと世界観に入り込んでさえいればすごく衝撃を受けるものだと思う。再読の余地有り。
     今回の一文は、きっとラストの一文を持ってくるのがいいだろうけど、その意味をよく理解していないし、ネタバレになるので省略。
     あ、ちなみに、「白紙」に「タブラ・ラサ」とルビが振ってある言葉が出てきてた。案外メジャな言葉らしい。

    03.11.15

  • 西澤さんの特殊設定モノ。
    ミステリ小説として「そういうことか~」という感じは味わえるのですが、解決編できっちり説明されておわりというタイプの終わり方でないので不満に思う人も多そう。

  • 死者が特定の条件で黄泉帰るという条件の空間と、街での殺人事件。本全体を使った仕掛けが面白い。

  • 思わず引き込まれる展開。ミステリなんだけどSF。読者はどう反応したらいいのかわからないまま引きずりまわされる快感。いかにも西澤さんらしい立体交差を味わえる。 アメリカの片田舎に6人の女性が暮らす館があった。彼女らは来訪者を殺して死者が復活する機械にかけては仲間に引きずりこむことを信条とする。ただしその度に全員の記憶が基本的合意を除いて白紙に戻されるため、個人情報は全くわからない。 一方、ハイスクール時代の友人の結婚祝いに集まった5人。恋と友情、現在の境遇が錯綜する食事会の解散後、新婦の自宅でその弟が殺されているのが発見される。さらにメンバーが襲われ、殺されていく。 二つの話が交互に、並行して語られるけれどもどこで繋がるのかが見えない。6人組はだんだん数が減っていく(増えていく過程を書いているのか?)し、ハイスクール組は男女どろどろっぽくて、この二つの話に何の共通点が? それは最後までわからんです。だまされたのが心地よかったか、反則だと思うか割れるような気がする。

  • サブレという機械に入れると死者は記憶を消して蘇る。そして訪問者を殺してサブレにかけ、仲間にしてしまう。

    この本、実は読むのは3度目です。どうしても謎があって、つい読んでしまいます。ちょっと終わりが誤魔化されているというか「続きはないの?」って感じの本が多いです。この作者は。

  • 死者は黄泉が得る読んだ。い、い、いみが わからない…え、え、なんでジュディ…うううん。物語の組み立てのミスリードはよくできてたと思うのですが。なんだろなあこれ。

  • 迷い込んだ者を殺し仲間にしていく死者のファミリー。一人の女を仲間にしたことから崩壊へ。
    過去に起きた連続殺人事件。死者たちの中にいる事件の関係者。

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  • 2005年9月22日読了

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業後、高知大学助手などを経て執筆活動に入る。『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、’95年『解体諸因』でデビュー。近著に、『回想のぬいぐるみ警部』『悪魔を憐れむ』『探偵が腕貫を外すとき』など。

「2017年 『新装版 七回死んだ男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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