ヴァルハラ城の悪魔 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 23
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061819566

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  • 八ヶ岳山麓に屹立する壮麗な城、そこに招かれた客たち。『サロメ』の上演中に出現した歌手の生首、血の涙を流す聖女像、ライオンに食い殺される執事…次々と発生する殺人事件に、招待客のひとり・正親町聖架が挑みます。
    とても優雅な世界で良い雰囲気です。伏線や手掛りがきっちりと描かれているのでそれなりに推理が楽しめますが、残念ながらトリックなどに細かな芸はありません。
    しかし、大オチで作品の評価を押し上げました。これに関しては賛否両論ですが、真相とは別に仕掛けられたものなので、「おまけ」として捉えるべきだと思いました。個人的にはアリだと思います。

  • すべてが水泡に帰すようなラストです。
    まあ、どういうことかは
    知らないほうが身のためですぜ?

    18歳の少女があまりにも
    ものすごすぎます。
    そんなに頭のいい18歳がいていいのかよ!!
    と突っ込みどころ満載ですが気にしない。

    推理もしないほうが身のため
    ラストが…なのですから。
    贅沢な世界をご堪能ください。

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著者プロフィール

1952年、愛媛県宇和島市生まれ。『神宿る手』『ヴァルハラ城の悪魔』(講談社)、『水のゆくえ』(角川書店)、『シリーズ藩物語 宇和島藩』、『シリーズ藩物語 伊予吉田藩』、『幕末の女医 楠本イネ――シーボルトの家族と肖像』『宇和島伊達家の女性たち』(現代書館)などの著書がある。

「2020年 『三島由紀夫VS音楽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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