- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061819672
感想・レビュー・書評
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果たして自分は清涼院流水が好きなのか、それとも単にJDCにキャラ萌えしてただけなのか、イマイチはっきりしていなかったんですが、ううん、これを読んでもやっぱりよく分からない!
4つの物語が、計26通りの読み方が出来るという話で、まあ違う読み方にしようかなと思ったけど、結局前から順に読みました。
パッと読んだ感じだと他の順番で読むと印象が変わる!マルチエンディング!とかいうのは、イマイチ感じられなそう…。他の読み方で読んでないんで分かりませんけど。
とりあえずJDCだと設定自体が過激なのでなんとか耐えられた奇抜な文章(当人曰く文SHOW)も、さすがにちょっと耐えられない部分も無く…(「華のある詩」がイチバンきつかった)。
「カウントダウン50」は、面白くないわけではないんだけど、出鼻でミステリ(当人曰く「みすてり」)を期待して読んじゃったからちょっとなー。あとこういうもにょっとした終わり方は、苦手。
「木村間の犯罪」は、結構良くできてるミステリだと思う。やればできる子なの、流水は…。
「切腹探偵」については、もう何も語るまい。
※微妙だと思った二作品は、文庫だとばっさりカットされてるらしい。残った二つもがっつり改稿が入ってるらしいんで、うーむ、読もうか迷う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ネタミステリってカテゴリ作ってなかった!
最高だよ、ほんと。
木村彰一の分裂はまともなことやってるから腹立つ -
最近まで知らない人だった清涼院流水。そんなに酷いのかとデビュー作を探したがないので買ってきて読んだのがこれである。
巻末の診断ではG。読んでみて別にオカシイと思わなかったけどそれはダメなのか…。カウントダウンが一番惹き付ける話だった。
ついでに氏のことを調べてみて舞城、西尾が出て来て大変納得。 -
色々な読み方を試せる本です。
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読む順番によって話が変わるという(…)4つの短編。端的にこれが清涼院先生だ、という味わいが楽しめる気がします。
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流水本の中では一番好き。
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どの話もスキだけど、特に「カウントダウン50」は怖かった。
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頼むから普通に読ませてくれ、清涼院流水って感じの本です。
例によって、4つのストーリィを読む順番によって、物語が変わります。でも、私は、普通に最初から読んでいく普通の本の方がいいです。
余談ですが、この中に収録されている短編では、『切腹探偵幻の事件簿』というものを妙に気に入ってしまい、自分のサイトでパロディまで書いてしまったこともあります。 -
泣きながら一気に読みました。
いやあ、相変わらず酷いですね。でもその期待を裏切らない酷さを味わいたくてページを繰ってしまうんでしょうか。怖いですね、清涼院って。
わたしは素直に順番通りに読みました。巻末に自分にお勧めの読み方を選べるチャートがついているのですが、その通りに再読する気にはもうなれませんでした。どう読んでも最後には脱力するんじゃないかと思います。だって清涼院だもの。
相変わらずアレがお好きなようですね、彼は。やっぱり最後にそれ出ちゃうか、みたいな。もういい加減にしてよ、みたいな。
ただ京極とか森とかの作品が引用されていて、彼らの作品を読んだことがある人ならちょっとだけにやりとしちゃう感じが悪くなかったかな。
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