人狼城の恐怖〈第3部〉探偵編 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061819962

感想・レビュー・書評

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  • ドイツとフランスで起こった連続殺人事件に、いよいよ日本の名探偵・二階堂蘭子が乗り出す第三部!待ってました〜\(^o^)/

    彼女を捜査に駆り立てるキッカケがやたらとオカルトめいてますが(笑)、これだけのスケールの謎に対しては、これくらいの前振り、必要よね〜(笑)。
    とりあえず、自称狼男が綴った手記を前提にして推理を進めていく探偵ご一行は…うん…すごいねー(笑)。

  • 「ナポレオンではありませんけど、人間には不可能などありませんわ。あるのは、不可能と思い込む己の心のひ弱さだけです。不可能とは、自己に限界を課す愚かな人間の言い訳にすぎません」

    2019/6/16読了。
    ――Amazonやブックオフオンラインを検索しまくり、いまや絶版状態の四部作を買い集めた。密室をはじめとするトリックてんこ盛りなのは非常に満足だったが、オマージュなのか、グリモ―教授にメイルジャアという、ディクスン・カー作品の登場人物の名前を出しながら、作品そのものにも言及している世界観の曖昧さがやや不満。しかも、21歳の小娘が放ったこの自信満々発言、自分なら冗談でも言う勇気が出ませんわ。

  • 本来はここで終わるはずだったみたいですよ?
    だけれども…だそうな。
    ま、読むの楽しいからよきかな。

    もうね、いろいろ事実が出てきて
    頭も追いつかないし、謎しか出てこないし
    どうあがいても危険な連中しか絡んでこないし。

    ちなみに長編は割と
    背後に隠れているものは共通しています。
    そう思うと蘭子はそのための存在なんだろうね。

    でも、これ大丈夫なのかねぇ。

  • でました!二階堂蘭子!待ってました!
    数々の謎をどう解決するのかワクワク&ドキドキ!

    日本の女性名探偵では一番かも✨

    ぜひ〜


  • 人狼城の恐怖 第三部 探偵編 を読み終わりました。
    主役の二階堂蘭子がようやく登場、フランス、ドイツを巡ります。
    それでは最終の 人狼城の恐怖 第三部 完結編 に進ませていただきます。

    あーっと。

    二階堂蘭子、黎人の会話等より内外推理小説の題名、トリック、探偵名言などでてきました。
    今後有名な外国ものを読んでみたいと思います。

  • 密室の謎がさらっと解かれるから、そんなに重要じゃないのかな。
    想像するとかなり気持ち悪いけど。
    気になるところで次へ。

  • いよいよ、事件解決に向けて謎が解き明かさせる・・・
    とわくわく感一杯で取り組んだら、なんだ、ちょっと失速?

    場面が日本になってしまうのも二階堂蘭子探偵に任せられるための段階を踏んでゆくのもお約束でしょうがないのですが
    ちょっと、かったるいぞ…
    でも、3巻終盤に向けてまたスピードアップしてきました。
    さあ!4巻目に突入!!

  • (2巻より続く)
    で、1巻を探しながらボチボチ2巻を読み進めてたんだけど、見つからない><
    しかし2巻を読み終わると、3巻が読みたくなっちゃうんだね!
    とゆーわけで、事件編を半分しか読み返さないまま、探偵編へ突入…
    (4巻に続く)

  • 第1部と第2部の内容を探偵が知るという話。
    動き出すのはラスト5ページくらい。
    ひたすら情報の整理が繰り広げられた感じでした。

  • その厚さもさることながら、人が死ぬ死ぬ。ここまで死ぬとは思わなかった(笑)。一部・二部を続けて読むと、三部・四部を読むころにはどっちがどっちだったか分からなくなってくるし。そのたびに見直して手間がかかったのは厄介と言えば厄介。そのぶん、読み終えたときの充実感はばっちり。
    にしても、よくこれだけのものを書けたなあ……すごいや。ひたすら感嘆。「人狼」に関するオチは妙に気に入った。

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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