- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061820043
感想・レビュー・書評
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謎は本当に強烈。それは間違いないし、解決もしっかり筋が通っている。
でもだからといって面白いかというと・・・それはまた別、といった感じだ。
まず、はっきり言ってトリックがショボい。そんなことなのかよ、と思わせるような肩透かしなものばかり。
あと、いちいち冒頭の謎の部分を~です。ますの文体で書くのはやめてほしい。
しかも、鮎川哲也氏はこの冒頭に謎を提示し、安楽椅子探偵役のA先生が解くという構図をひどく気に入っているようだったが、普通にあのデビュー作の雰囲気のほうが良くないだろうか。
能力はある作家なのだろうが、上手く活かせてない印象。
この中で良かった(マシだった?)のは、「叫ぶ夜光怪人」と「浜辺の出来事」「夏の最終列車」
この一冊で終わってしまったのは惜しい気もする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなかの問題作…というしかないかも。
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(収録作品)夏の最終列車/宇宙からの物体X/浜辺の出来事/ニュータウンの出来事/山頂の出来事
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宇宙人、怪物、建物消失…。島田荘司を思わせる不可思議で怪奇な事件の短編集。その合理的な解決と意外性。A先生のモデルは鮎川哲也。…奇想とは、誇大な比喩表現だと実感しました。
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米澤穂信の100冊その2:偉大なるかな「ニュータウンの出来事」!
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深夜の大通りを咆哮をあげギクシャク歩む、青く光る怪人。消えたり現れたり、変幻自在の峠の小屋。新興オフィス街を襲う不条理な出来事。海底で救いを求める幻の女。隕石から出現した謎の物体が引きおこす連続殺人。…A先生の神のごとき名推理が驚地動天の謎、超絶トリックを解き明かす。
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深夜の大通りを咆哮をあげギクシャク歩む、青く光る怪人。消えたり
現れたり、変幻自在の峠の小屋。新興オフィス街を襲う不条理な出来
事。海底で救いを求める幻の女。隕石から出現した謎の物体が引き
おこす連続殺人。…A先生の神のごとき名推理が驚地動天の謎、超絶
トリックを解き明かす。