A先生の名推理 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 41
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820043

感想・レビュー・書評

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  • 謎は本当に強烈。それは間違いないし、解決もしっかり筋が通っている。
    でもだからといって面白いかというと・・・それはまた別、といった感じだ。
    まず、はっきり言ってトリックがショボい。そんなことなのかよ、と思わせるような肩透かしなものばかり。
    あと、いちいち冒頭の謎の部分を~です。ますの文体で書くのはやめてほしい。
    しかも、鮎川哲也氏はこの冒頭に謎を提示し、安楽椅子探偵役のA先生が解くという構図をひどく気に入っているようだったが、普通にあのデビュー作の雰囲気のほうが良くないだろうか。
    能力はある作家なのだろうが、上手く活かせてない印象。
    この中で良かった(マシだった?)のは、「叫ぶ夜光怪人」と「浜辺の出来事」「夏の最終列車」
    この一冊で終わってしまったのは惜しい気もする。

  • なかなかの問題作…というしかないかも。

  • (収録作品)夏の最終列車/宇宙からの物体X/浜辺の出来事/ニュータウンの出来事/山頂の出来事

  • 宇宙人、怪物、建物消失…。島田荘司を思わせる不可思議で怪奇な事件の短編集。その合理的な解決と意外性。A先生のモデルは鮎川哲也。…奇想とは、誇大な比喩表現だと実感しました。

  • 米澤穂信の100冊その2:偉大なるかな「ニュータウンの出来事」!

  • 深夜の大通りを咆哮をあげギクシャク歩む、青く光る怪人。消えたり現れたり、変幻自在の峠の小屋。新興オフィス街を襲う不条理な出来事。海底で救いを求める幻の女。隕石から出現した謎の物体が引きおこす連続殺人。…A先生の神のごとき名推理が驚地動天の謎、超絶トリックを解き明かす。

  • 深夜の大通りを咆哮をあげギクシャク歩む、青く光る怪人。消えたり
    現れたり、変幻自在の峠の小屋。新興オフィス街を襲う不条理な出来
    事。海底で救いを求める幻の女。隕石から出現した謎の物体が引き
    おこす連続殺人。…A先生の神のごとき名推理が驚地動天の謎、超絶
    トリックを解き明かす。

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