Jの神話 (講談社ノベルス)

著者 : 乾くるみ

• 講談社

感想・レビュー・書評

[モモマサさんの感想 · 2023年3月5日]

ラストが強烈！　物語がいっきに変わります！
これを許せるか、楽しめるか…でもこの発想ができないからすごいね～


ぜひ〜

[有理化さんの感想 · 2021年8月14日]

神様の罠という短編集を読んで、乾くるみさんのイニシエーションラブが懐かしくなったので、古本屋で見つけた乾さんの本を題名で選んで買い、読みました。

上記の神様の罠での短編、イニシエーションラブでの物語の運びが時間を巻き戻す作りであったので、似たような運びだと思っていたら割と違いました汗
しかし、発想が及ばない展開が乾くるみさんらしくて斬新でした！後ろの解説にあるように、この作品については好き嫌いがわかれるところではあるだろうと思います。ただ、個人的には好きでした♪

ミステリーにマンネリ化した人、そーいえばイニシエーションラブって面白かったなって思い出した人に読んで欲しいです！手にするまでは知りませんでしたが、乾くるみさんのデビュー作で、ここが原点なのかと納得できる作品でした。

[cyalさんの感想 · 2018年6月17日]

大森望氏が腰巻きに曰く「98年度ミステリ裏ベストワン、はやくも決定」に賛同（爆笑）。

前半どころか前4/5くらゐまでは出来損ないのアドベンチャーゲームみたいなスムーズな展開＋平板な登場人物に対し「980円＋税をドブに捨てたか……」と思つてゐた。しかし、しかしだ。大詰めにきて「お節もいいけどカレーもいいけどジャックもいいな（笑）」となり、読んでゐた地下鉄の中で笑いを噛みしめ、そのあと「こ、これは驚愕のxxミステリ!?」と思ひ、最後の最後つーかエピローグに至つて石坂浩二登場（笑）てな感じで、まあとにかくこのレビュー読んで『Jの神話』を（私のこの文章は一切忘れて）読んで欲しいと思ふのであつた。

もう、自室に帰つたら足かせ付きファーザーが腹に包丁突きたてられて、覆面姿の頭部は首吊り状態だは、仏壇に線香、菊の花輪まで出てるはといふやうな驚き（(c)　『神聖モテモテ王国（3）』第10話「教団の戦い」）なのであつた。

[ooniwasanさんの感想 · 2018年3月8日]

物語は期待を裏切ってこそだと思うが、サッカー観戦に来たのに、気づいたらグラウンドで卓球の試合が始まった感じ。悪い意味で期待を裏切られた。

[ゆきなさんの感想 · 2016年1月31日]

【401】

[ijklmnさんの感想 · 2014年6月21日]

構成の今時さはさて置きキャラの魅力不足が残念

[ふきやひろみさんの感想 · 2012年11月16日]

　初めて、乾くるみの名を知ったのが本作。まあ、デビュー作から知ったのだから、順当だろうが、しかし、乾くるみのイメージを本作で固めてしまったのもまた、不幸であると言えるかもしれない。
　
　ぶっ飛んでるし、エロい。もう、正直何が何だか、であった。本作を読んで、性描写に力入ってんなーと思っていたが、「イニシエーション・ラブ」でも遺憾なく発揮されているのを読み、意外とこの口でもいけるのでは、と不謹慎にも思ってしまった。

[ちこたさんの感想 · 2012年9月26日]

さすがメフィスト賞作品。
学園ミステリかと思ってドキドキしながら読んでいたら、まさかまさかの展開！！
個人的には遺伝子関係の話にかなり興味をそそられたが、好き嫌いのはっきり出そうな作品。

[kwrlogさんの感想 · 2012年9月6日]

ミステリかと思ったらミステリじゃなかった。

そうだ…これはメフィスト賞だった！

[gushikengushiさんの感想 · 2012年6月20日]

私は許す。

むしろじわじわくる。

全寮制の女子高。レズ。猟奇的殺人。お姉さま的存在。
別に私が読む小説ではよくある設定ではないのに、近い存在に思える。

著者プロフィール

静岡県大学理学部卒業。1998年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。著者に『イニシエーション・ラブ』、『スリープ』など。

「2020年 『本格ミステリの本流』 で使われていた紹介文から引用しています。」