怒りをこめてふりかえれ (講談社ノベルス)

  • 講談社 (1998年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (332ページ) / ISBN・EAN: 9784061820241

みんなの感想まとめ

テーマは、内面に潜む怒りや葛藤を描いた物語で、主人公が自己の感情と向き合う過程が印象的です。作家自身を投影したキャラクターや、マスコミへの批判が織り込まれており、リアルな社会の問題に対する鋭い視点が感...

感想・レビュー・書評

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  • 作者と同名の作家が主人公。猫目石未読だがそのときに出てきたらしい。森カオルを作者の投影と憶測されたのを回避したキャラなのかな?それにしてもマスコミへの怒りをぶつけているのも作者なのがらしいと言うか
    行き当たりばったりで行動する犯人ばかりでそれ以外はシリウスのみなのか?
    友人漫画家原作映画の脚本をまかされた主人公は主演女優に迫られる。ファンを名乗る彼女の行動言動は一貫性を欠いており謎めいている。

    それにしても裏表紙のカタカナ遣いが90年代なのかな、このコピーで惹かれる人向けなのか 隔世感

  •  そのぼくにつきつけられたマイク、マイク、マイク、フラッシュ、フラッシュ――
     あのとき、ぼくのなかにぬっと立ち上がり、はじめて目覚めたあの黒い怒り。
     やるせない、やり場のない、どうすることもできない、たぎるような――あの黒い怒り。
     ぼくはあのときはじめて、自分のなかに――ずっと大人しい小羊チャンだとばかり思ってきた自分の中にこんなにどろどろした怒りや、人を殺すかもしれない激情がひそんでいると知ったのだった。
     あんな苦しみ、そしてすべての足元がくずれてゆくような不安と恐怖、そして狂おしくどうすることもできぬ息もできないような怒りの苦痛を、たとえ無関係だといっても、神崎ゆりかに何も好意をもつ理由ひとつなかったといっても、一回くらい寝たからといってそれは何か関係があると思う理由にはならなかったといっても――それでもぼく以外の誰にも二度と味わわせたくない、この怒りを持たせたくないというこのぼくの気持ち。
     それを、あの夜ぼくはさんざん酔ったいきおいでゆりかに説明して、るるとのべたてて、こんどはぼくのほうが喋りまくって、ゆりかもわかってくれたと思っていたのだが――
    (本文p.67-68)

  • これもちょっと・・・。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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