数奇にして模型 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1293
レビュー : 119
  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820319

作品紹介・あらすじ

那古野市内で開催された模型交換会で、モデルの首無し死体が発見された。死体と共に密室の中で昏倒していたのは、大学院生、寺林高司。彼には同じ頃に起きた女子大学院生の絞殺事件の容疑もかけられていた。もう一つの事件も、死体が見つかったのは「密室」の中。犀川創平、西之園萌絵の師弟が事件の謎に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 再読要。

  • 金子君がいい人…!
    厚めですが、面白くて一気に読み進められました。
    紀世都のシーンは実際に見て見たい。
    相変わらず萌絵が危なっかしい。

  • 「S&M」シリーズ。
    「ガチで森さん好みの設定だ」と思いました。

    舞台は模型会場です。
    明日香殺しの犯人が意外でした。
    事件に関しては以上(オイ)

    紀世都、大御坊という強烈なキャラクターが登場しています。
    大御坊はオネエキャラですが、ガチではないようです。
    後の話で、彼女がいるようなことを匂わせています。
    大御坊は犀川先生と同級生で、萌絵ちゃんのイトコでもあります。

    萌絵は相変わらず、ウロチョロしています。
    しかも、コスプレまでさせられています。

    喜多先生は、世津子さんが犀川先生の妹ということを今まで教えて貰えなかったので拗ねています。
    後の話で明らかになりますが、犀川先生と世津子さんは異母兄妹で、一緒に住んではいませんでした。
    だから喜多先生が知らなくても当然で、犀川先生も大っぴらに言えるような内容ではないから黙っていたのだと思います。
    単に面倒だったのかもしれませんが。
    今思えば、「V」シリーズの伏線になっていたのね。

    犀川先生は駐車場の遮断機のポールに頭をボコられて失神しています。
    意外と鈍くさかったのね。

    私は国枝先生も好きなんですよね。
    結構、天然さんだと思います。
    旦那さんとは上手くやっているのかが、とても気になります。

  • 読んでしまった。。
    シリーズ読み始めるとやっぱり止まらないなぁー。
    完成品には興味がない、つくる過程の人間の意思のトレース、模倣、造形、模型の哲学が面白い。

  • 文庫版を読了(再読)

  • 結末が理解できない。人間は死んでもなぜ人間か。形とは、模倣とは。

  • 2010.3.3読了。

    「本来の複雑さは、成長とともに、必然的にコントロールされて単純化へ向かう。赤ちゃんのときには、笑うと泣くの中間とか、笑うと怒るの中間の感情があったのに、いつの間にか、別々のものに離散化されて個別化される。」
    「生理的に受けつけないと思っていた人物が、多少、予想と異なる仕草をしただけで、好意的に見えることがある。この正反対の事例も多い。その瞬間というのは、まるで、ポジフィルムがネガフィルムに反転するように基準が入れ替る。」

  • S&Mシリーズ9作目。怖かったー!なんかもうすごく怖かった!萌絵ちゃんも、やめといたらいいのにいつものごとく危ない真似をするし…そんなんじゃ命がいくつあっても足りないよ。自重してほしい。犀川先生が萌絵ちゃんを助けに行くのは当然として、今回は金子くんも大活躍でかっこよかった。次作でこのシリーズも最後だなんて寂しいなぁ。 すごいと思ったのは「彼は、萌絵の方を見ず、視線は、空気中の二酸化炭素分子を捜しているようでもある」という一文。さすが理系。

  • 正常と異常,普通と変わっているの明確な定義を探している.それが事件の真相の鍵となる.相変わらずの犀川先生だが,萌絵との関係は深いところで繋がっているのを感じた.金子君のぶっきらぼうさもいい感じだ.

  •  S&Mシリーズの第9作目。
    個性的な新キャラが続々と登場し、分厚いのに面白すぎて、ほぼ一気読み。
    大御坊さんもラヴちゃんも曾我も、キャラが立ってる。
    濃厚、濃厚。

     この人おそらくこの先死んじゃうなぁ、というのはわかりすぎるけれど、犯人の予想はすっかり外れた。
    目的も外れた。そうきたか、とすっかり騙された。
    シンプルなほど、意外とわかりにくいものだと思った。
    してやられた感でいっぱい。

     それにしても、金子は頼りになる男だな。
    萌絵を助けるために傷だらけになって犯人と格闘する犀川も格好良いけれど、いつもヒロインを心配して密かに守っているような・・・サブキャラの中で一際、金子のヒーロー的な存在感が際立った作品だった。最優秀助演男優賞もの。

     相変わらず犀川と萌絵の会話が面白い。
    ほとんど理解できない部分もあるものの、ふたりの会話の成り立ちが良い。
    犀川の台詞「もし、彼女を殺したら、僕は貴方を殺します」(これは萌絵に言った台詞ではないけれど)に悶え、「アシカとオットセイの違いは、いくら?」のくだりは可笑しかった。
    いいなぁ。ますます面白い。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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