塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2713
レビュー : 192
  • Amazon.co.jp ・本 (636ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820333

感想・レビュー・書評

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  • ふぃー(^-^;ようやく下山。霧の山って感じだった。たしかに長編にふさわしい話で全体を通して面白かった。妖怪話がくどいのも『もう勘弁してください』と下僕気分を味わえるので一興。思わせ振りに書かれていた木場修は次作で謎が解けるのかなぁ?あと、このシリーズに関してはスポット読みは厳しいのかも。前作品が土台になっているみたいだね。関口先生大丈夫だろうか?

  • オールスター春の祭典は壮大過ぎて、人名相関図が欲しいっ!
    ということで、自分で整理しながらラストへ臨むこととなったぁ。
    更にラストはなんと<To be continued>って感じで、次回作以降
    いったい、どうなっていくのかぁ!?
    せっかく、前作「絡新婦の理」で、憑物が落ちたかのように、
    すっきりしたのに、また、もやもやしてきてしまったではないか。

    それにしても今回は、京極堂こと中禅寺明彦の事件・・・ということで
    このようなスケールの大きなお話になったのねん。
    中禅寺が許した女・癒した男・呪いをかけた男。
    そして、口癖のように「この世に不思議なことなど何もないのだよ」と
    言う中禅寺に対し
    「この世に不思議でないことなど何もないのだよ」と言う男との闘い。
    あぁ、矛盾のようで同じのようで・・・

    まったく、感想もまとまりゃしないわ。

    エンディングに向けて韮山の佐伯家に向かうシーンは圧巻でした。
    ドキドキワクワク・・・

  • 過去.現在。ここまで催眠術がかけられるのか?

  • このシリーズは大好きだし、何度も読み返しているのだけど、前作まで読み進む→登場人物が多くてわからなくなる→よしもう一度最初の作品から→前作まで読み進み→わからなくなる→よしもう一度、の繰り返しになっていた。
    それで飽きないのだからすごいと思うけど、さすがにいい加減先の展開も知りたい。
    もう登場人物全てがわからないのは仕方ないと諦め、ようやく一歩進めた。
    面白かった!
    支度の方は短編連作のそれぞれが独立した小説として面白かったけれど、始末で全てが繋がるこの快感!
    このシリーズはこれがあるからやめられない。
    軍の秘密組織云々的な部分はあまり好みではないのだけど、他は好みの結末。
    また、このシリーズは女性陣がとても好きなので、再登場も嬉しかった。
    よーし、一作目に戻らず次に進もう!

  • 【若干のネタバレ有り】
     各登場人物が大ピンチに陥るなり陥りかける展開の続いた前作。どうなるのとはらはらしながら読んだ。「支度」と「始末」に分けた構成、文途中での頁跨ぎを絶対にしない意匠といい、見た目にも美しさを感じるシリーズです。
     結末には触れませんがすっきりした読後感を得られます。翻弄されていたかに見えたあのひとが実は、などんでん返しが爽快でした。しかしあのひとの再登場はあるんだろうか、あれっきりってこたぁ無いだろうに。それと、「彼女」がもてまくりの長編としても読みました。なにげに美人なんだろうな。「きみの役目だ」のやり取り含め、その辺りの恋愛模様も面白かった。
     結局分からなかったのは自転車が泥だらけだった理由。ということは私は事件を理解していないのだろう。
     所で図書館で借りたのだが特にこの「塗仏の宴」の所蔵数がすごかった。他が一冊なのにこちらは二桁。人気なんですね。

  • 人の記憶のなんと頼りなく、儚いものかと恐くなります。キーワードは”喪失感”と”本末転倒”ですかね。とにかく、狂乱の宴が終わったことに疲れが隠し切れません…。

  • 前回なぜ挫折したのか…
    時間はかかったけど、しっかり楽しんで読めました。
    次から次へと悪そうな連中が登場し、最後はまさに宴の始末。

    また今までの京極堂シリーズを読み返したくなる作品でした。

  • 宴の支度と始末、一気に読んでしまった・・・
    いつもいつも京極さんを読むとフラフラです・・・だってやめられない・・・
    これでもかとはられる伏線に翻弄されて幸せです
    最近気がついたんですがこのシリーズ読むときは
    自分はドMにされてるな~と。
    普段は全然そんな性癖ないんですがこのシリーズは特別、いや特殊です

    堂島さんという新キャラは思いっきり引っかきまわして
    憑き物落とされることなく去っていきましたけど
    (これまた色々含ませつつ)
    今後、京極堂の宿命のライバルみたいなポジションになるので
    しょうか。とても楽しみです

    佐伯家は巻き込まれ不運というか、今後この家族は一緒に
    暮らしていけるのか甚だ不安です。
    茜さん、まさかいなくなってしまうなんて・・・そして犯人が一作目のキャラ
    だなんて。ちゃんと順番通りに読んでいて良かった・・・

    そしてなんだかんだで関口さんの妻、雪枝さんが一番苦労人なんじゃ
    なかろうか。離婚して別の良い人を探した方が良いんじゃないかと
    同じ女として無駄に雪枝さんの心配もしてしまいます
    関口さんはきっと1人にされてもしぶとく生きていけると思うんだけどな~

  • 最後が怒涛でした…!

  • 京極夏彦読み直しシリーズ!多々良さんが重要な役割を!光保、いさまや、待子庵と並べてみたい。

著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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