塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2710
レビュー : 191
  • Amazon.co.jp ・本 (636ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820333

作品紹介・あらすじ

昭和二十八年、裸女を殺害して、木に吊すという事件が蓮台寺温泉で発生。その犯人として逮捕されたのは、当時世間を騒がせた猟奇犯罪にことごとく関係者として連なっている作家、関口巽だった。関口は言う。「多分僕がやった。僕が木に吊るして逃げるところを自分で見ていたのだから」-とまどう捜査陣。事態を混乱させるがごとく、街に溢れる奇怪なる宗教集団。「宴」の始末はいよいよ本書にて明らかになる。

感想・レビュー・書評

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  • ふぃー(^-^;ようやく下山。霧の山って感じだった。たしかに長編にふさわしい話で全体を通して面白かった。妖怪話がくどいのも『もう勘弁してください』と下僕気分を味わえるので一興。思わせ振りに書かれていた木場修は次作で謎が解けるのかなぁ?あと、このシリーズに関してはスポット読みは厳しいのかも。前作品が土台になっているみたいだね。関口先生大丈夫だろうか?

  • オールスター春の祭典は壮大過ぎて、人名相関図が欲しいっ!
    ということで、自分で整理しながらラストへ臨むこととなったぁ。
    更にラストはなんと<To be continued>って感じで、次回作以降
    いったい、どうなっていくのかぁ!?
    せっかく、前作「絡新婦の理」で、憑物が落ちたかのように、
    すっきりしたのに、また、もやもやしてきてしまったではないか。

    それにしても今回は、京極堂こと中禅寺明彦の事件・・・ということで
    このようなスケールの大きなお話になったのねん。
    中禅寺が許した女・癒した男・呪いをかけた男。
    そして、口癖のように「この世に不思議なことなど何もないのだよ」と
    言う中禅寺に対し
    「この世に不思議でないことなど何もないのだよ」と言う男との闘い。
    あぁ、矛盾のようで同じのようで・・・

    まったく、感想もまとまりゃしないわ。

    エンディングに向けて韮山の佐伯家に向かうシーンは圧巻でした。
    ドキドキワクワク・・・

  • 6つの事件があちこちで起こり最後にくっついた♪頭がこんがらがる、この感じ…クセになります。京極さん最高!

  • 昨日購入したけど、資格の勉強に集中するために、しばしお預け(o・_・)ノ”(ノ_<。)

  • ……いいんですかこれ?(笑) これ使ったらなんでもありじゃないのー! と思ってしまったのは私だけなんでしょうか。いや、読み応えはあるし面白かったけどさあ。まさかすべてが○○○でって……。
    ただ「塗仏の宴 宴の支度」でてんでばらばらに繰り広げられた大風呂敷の数々が繋がっていくのは圧巻ですね。シリーズ各前作との繋がりも見逃せず、おろそかにはできないぞ。シリーズ物としての面白さは充分だったかな。

  • というわけで塗仏も成敗(笑)。おなじみの登場人物が多数
    登場し、京極堂を中心にしたお話のせいか、「新しい話」と
    いう感じがしない。何かの続編であり、何かの予告編である
    かのような印象。面白いしついつい読み続けてしまう引き
    込む力は相変わらずあるのだが、どうも物足りなく感じて
    しまうのはそのせいかもしれない。今回一番ワクワクしたの
    は塗仏の目と三星堆遺跡の縦目仮面が結びついたところで
    あった。両方とも以前から知っていただけに縦目仮面が出て
    きた時にはつい声を出しそうになるくらいだった(笑)。
    さて次の陰摩羅鬼もどうやら関口の話らしいし、京極堂
    シリーズはどんどんと内へ向いていくのかと心配である。

  • 長尺難解なのは「…支度」と同様。中禅寺の妖怪についての薀蓄コーナーが少ないだけまだマシ。プログレを聴き始めた頃は世間で名盤と評されている『リザード』や『アイランド』も分からなかったからなぁ、「レイラ」の後半部分とかも。
    それでも、ここは修行と思って試練に耐えたら悟りを開くが如く良いと思えるようになったんだっけか。いつからは忘れたけれど。いまじゃ『海洋地形学』とかも好きだし。『ドラマ』とかも積極的に好きだ。
    京極堂もいつかはそうなるのかね。反体制的な主張は本作が書かれた時代とは異なるのに読んでいる現在(2018年)の時代背景とシンクロしてるのがなんだか奇妙というか不気味ではあった。しかし、アベの野郎どうにかなんねぇかな。腹立つなー。
    あー、CANとTULLは未だ修業中。TULLはようやく分かってきたような気がするくらいにはなれたかな。

  • 発端は消えた村・戸人村だったなあ〜
    まずは、織作茜殺害と関口逮捕で終わった「支度」の回収よね〜と思ったら、村上家騒動に木場失踪。鳥口が多々良と京極堂を待ってる間に、薔薇十字探偵社で華仙姑=布由が語る惨劇…くんほう様見たさに大叔父・壬兵衛が佐伯の屋敷に乗り込んで悶着、尾国に逃がしてもらったとな…語った途端に敦子と攫われ、榎木津も追っ掛けて失踪。内藤誘拐→伊佐間の伝言→羽田来訪で益田はギブ、京極堂へご注進。一転、成仙道か修身会かで揺れる加藤サイドに絡む堂島…って誰よ?京極堂に役者が揃い、中禅寺が腰をあげるのが480頁。長かったあ。
    「都合悪くなったら記憶弄ればいいから敢えて殺さない」ってゲームで、ただ1人"誤認逮捕"って実害を受けた関口、さすがだ。

  • 過去.現在。ここまで催眠術がかけられるのか?

  • 最後まで、止まらず読みきってしまった。

    今までの話は最後に担ぎ出されてきて、だったが、この塗仏の宴は最初から中善寺の話だった。

    最後の駅から町、山、村、佐伯家のくだりは、圧巻。


    で、関口さんは・・・。
    次は、陰摩羅鬼?百鬼夜行?どちらをよめば。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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