パズル崩壊 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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本棚登録 : 77
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820340

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。ミステリ。
    少しホラー寄りの作品もあり。
    「重ねて二つ」が、死体の状況にインパクトがあり、短くまとまっていて好み。
    「トランスミッション」は、主人公の奇妙な立場が面白い。
    「ロス・マクドナルドは黄色い部屋の夢を見るか?」は、舞台設定とハードボイルド感が好み。結末は…、たまにはこういうのもいいでしょう。

  • 新冒険を読んだので葛城刑事が読みたくなって再読。なるほど、この彼がああなるわけですか、と勿体ないような気もしますがなんだか納得。重ねて二つや懐中電灯の本格の気持ちよさ、ロス~の初めて読んだ時の衝撃など思い出しました。カットアウトは初読の時もすごく好きでしたが、今回の再読では全く覚えていなかったトランスミッションとシャドウ・プレイが好みでした。自分の環境や重ねてきたものによって同じ本の感想でも変わってくるものですね。

  • 10年以上前に読んだ筈だけど、ほとんど記憶になかったので再読。
    今読むとミステリでもなんでもない駄作が多い。

  • 法月綸太郎さんの短編は初めてでしたが、さすがそれぞれがしっかりしていて短編なのにしっかりした読み応えでした。いきなりでしたが重ねて二つ、はいい雰囲気でした。

  • 短編集。「黒のマリア」や「シャドウ・プレイ」などちょっとホラーテイストなやつが面白かった。

  • 短編集。
    「重ねて二つ」。おもしろかったよ。長さ(短さ)もちょうど良い。
    「懐中電灯」、「黒のマリア」くらいまでは、いいんだけど。
    「シャドウ・プレイ」なんて、全然わからん。画家二人と前衛芸術家女性の物語なんだけど、原爆からめてるんだけど。
    新本格と言われ、いろいろ悩んだ時期のものを並べたもんなのかな。

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  • 男女はいかにして切り裂かれ、「雌雄同体の一個の生物の亡骸」となって密室に残されたのか?一本の「懐中電灯」が、完全犯罪を崩壊させる陥穽となったのはなぜか?選び抜かれた八つの作品が、本格ミステリの形式に鋭角の亀裂を走らせる!本格推理の嫡子、法月綸太郎の新世紀を予感させる、傑作第二短編集。
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    【感想】
    http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50803339.html

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著者プロフィール

1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。88年『密閉教室』でデビュー。02年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。05年『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞を受賞し、「このミステリーがすごい! 2005年版」で国内編第1位に選ばれる。2013年『ノックス・マシン』が「このミステリーがすごい! 2014年版」「ミステリが読みたい! 2014年版」で国内編第1位に選ばれる。

「2023年 『赤い部屋異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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