- Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061820388
感想・レビュー・書評
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『匣の中の失楽』へのオマージュとのことで期待して読んだが期待値が高すぎたか
ためにする設定が多すぎて世界観がかえって薄れてしまっているような詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014/04/03
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グイグイと引き込まれるように読んでしまった。シュールで、絵画に例えるなら抽象画のような位置づけの小説といえるだろう。
ただ、ラストがあっさりしすぎて拍子抜けかも。。。(正直、まだ理解できていないところがある)。
要所要所に出てくるウンチクもおもしろいが、物語の本線との関連が不明なものもある。 -
1行目で挫折。無理。
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「匣の中の失楽」へのオマージュ。途中はいいのだけど、あそこであの人が出てくるのは、反則では?2007/02/08
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本作は「匣の中の失楽」の類似品と作者自身が仰っているオマージュ作品です。
ジャンル的にはメタミステリです。
全編にわたって学生達による推理合戦があるのですが、どれも確からしく、そして、不確実なので唯一の解決は与えられません。
読者はどれか1つを真相として選ぶか、あるいはすべてを虚構として捨てるしかありません。
しかし、この推理合戦だけでも読む価値はあるように思います。
推理合戦中の物理学の薀蓄はかなり楽しかったです。
不確定性理論等、もういろいろ出てきて読み応えがあります。
ですが、ラストが賛否両論ありそうです。
私は「匣の中の失楽」のオマージュという時点でラストはどんなものでも驚かない心構えが出来ていたので楽しめました。 -
竹本健治『匣の中の失楽』のオマージュ作品です。作者は聖典とまで言っているほど好きな作品らしい(もちろん自分もその一人)。内容としてはやはり推理合戦。でも、こっちの方が難解のような気がします。
著者プロフィール
乾くるみの作品





