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Amazon.co.jp ・本 (506ページ) / ISBN・EAN: 9784061820401
みんなの感想まとめ
物語は、音楽と複雑な人間関係をテーマに描かれ、感情の起伏が豊かに表現されています。前作「記憶の果て」との関連性が強く、両作品を合わせて読むことで、より深い理解と楽しさが得られることが強調されています。...
感想・レビュー・書評
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記憶の果て…時の鳥籠を、あわせてよむことで面白さが倍増します!
読めばよむほど気がつくことがでてきますよ。
私は時の鳥籠を読み浦賀和宏ファン確定しました!
ぜひ〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「記憶の果て」の続編で,別視点の話。
正直微妙な前作の消化不良っぷりを見事なまでに補完。
ぜひともセットで読んでもらいたい2冊。
今作も話しの中心が音楽と不道徳な男女関係だったり,泣いてばっかりだったりと,好き嫌いは出るかもしれないが,ラストの美しさは感動的すぎる。 -
『ここから飛び立った小鳥は、やがてこの鳥籠に戻ってくるからー。私という鳥籠に、小鳥はきっと帰ってくる。小鳥は何回も何回も帰ってきて。何回も何回も鳥籠から巣立ってゆく。ー何回も何回も。ー繰り返し繰り返し。止むことなく、永遠に。』めちゃくちゃ面白い。
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『記憶の果て』に続く一冊。
前作で疑問に思っていた事が解けた感じ。
今回は前作にも出てきた朝倉さんが過去へとタイムスリップしてしまう。
そこで安藤直樹の母親となる裕子と出会うのだけれど、ここで私の中の裕子のイメージがガラリと変わりました。
いやぁ、面白かったなぁ。
しかしこの作家さん、近親相姦好きだなぁ。
このシリーズはまだ続くみたいなので、勢いに乗って全作読みたいところです。
この人、初期の京極作品を匂わせる妖しさがあって
割と好み。 -
安藤直樹シリーズ(といえるのだろうか)の第二弾。
前作で主人公だった安藤直樹が好きになった女、浅倉幸恵が主人公。SFというかタイトルから分かるとおり、タイムトラベルもの。あっちこっち飛ばされるってわけじゃなく、過去の、安藤直樹の母親、安藤裕子が直樹を出産するその一年位前に飛ばされる。つまりはまあ、彼女は自分の恋人(だった男)の母親と友達となり、恋人が生まれるそのときを体験した、と。
ミステリ、ではないな、相変わらず。狂ってた。色々なものが狂ってた。人も、世界も、何もかも。
ただ、このオチというかラストは凄く好き。
いい話だとか、衝撃的なオチがあるとか、そういうんじゃなくて、ただ浅倉幸恵の親父が「愛する女と出会うため」(一応空白反転処理)だけに、「自分が娘として育てた子を余計な義務を負わせて過去に送り込む」という部分が非常に好み。
最後まで読んでようやく「時の鳥籠」の意味が分かる。確かに鳥籠だ。逃げられないもの。
05.05.12 -
個人的にはただ気持ち悪い話で、イヤミスの走り、という印象の作品です。物語としては、とてもキレイだとは思います。
やはり、このラストだと鳥籠の因果律がおかしくなるのが、個人的には低評価になった理由の一つとなっています。 -
前作の曖昧な記憶を読む程に刺激され明快な文章もするすると入る。救急車に同乗した女子高生安藤裕子、裕子の自殺阻止の為に少しの未来からやって来て蘇生した浅倉幸恵、幸恵を匿う甲斐祐介医師、幸恵の過去(未来)で共にバンドを組んだ安藤直樹、吸血衝動から殺人に走ろうとする甲斐の友人のミヤノシンイチ。一巡りの充実。
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基本、読むときに結末を予想して保険をかけるのだけど、その保険ごと持っていかれたラストシーン。凄いです。
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"時の鳥籠"浦賀和宏著 講談社ノベルス(注意:1998年9月発売)
・・・公園で少女と出逢って倒れてしまった女。意識が戻った後、女は語りだした。”私はあの少女を自殺の運命から救うために未来からやって来た。”
交錯する人物たち。愛と運命と円環の物語。
・・・浦賀和宏デビュー二作目。推薦文は森博嗣。以下。
これは、とても静かだ。鳴り物入りで打ち上げて、惨めに萎(しぼ)んでしまう物語が多い近頃、これは珍しい。お騒ぎして喧しい子供ほど、気がついたら疲れて眠ってしまう。そこには、微笑ましい安心があるだけだ。しかし、浦賀和宏の作品は、恥ずかしがっている子供のように、ドアの隙間から、じっとこちらを覗いている。その目は、静かで、そして、冷たい。その子は、これからどうするのか……、と緊張する読者だけが、後半に静かな戦慄を拾い、そこに、若く敏捷な感性を目撃するだろう。――森博嗣
ちょっとあまりにも世界に絶望しすぎじゃないか、という登場人物が多い以外は楽しめました。
他の要素も含めて類は友を呼ぶで納得できますし。
時間と恋愛物は傑作が多いのかも。
・・・本書の問題点は出版社廃盤になっている事。(古本はネットでさほど苦労せずに入手できそうですが。)
電子書籍にはこういう入手困難な作品こそ先になって欲しいんですが、やはり人気作家からになってしまいますね。
浦賀和宏はちょい前に”彼女は存在しない”(幻冬舎文庫)がヒット。
黒田研二・真梨幸子がヒット→旧作が続々と文庫化、だったので浦賀和宏もそうなるかも?っと思ったのですが、なりそうにないですね。
浦賀は2010年の”女王暗殺”(講談社ノベルス)以降、新作もなし。
ファウスト掲載、連載終了時に発売予定が出てた”獣”シリーズも未刊行。
ちょっと残念ですね。 -
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【感想】
登場人物の心の中に入り込んだような視点で読み進めさせてくれるので、SFが入り混じった世界観ながら、最後まで振り落とされずに読み切れました。
読者を人物に憑けるような描き方がとても巧くて、きっと想像力の豊かなひとなんだな、と思った。
後半は、某有名作を思い出してしまった。
それにしても森博嗣がほめるのも解るというか。徹底して、中心はあくまでも物語であって、人物たちはその回転をドラマティックに演出するための駒でしかないような扱い、どこか乾いた目線を感じる。小説を書くっていうことをドライにとらえるひとの目。こういう描きぶりは魅力を感じる。キャラづくりをあくまでも自分の作りたい世界のためにとどめている。時折キャラ造りに自己満足をおぼえているタイプの小説に出くわすことがあるのだが、どうも自慰臭を感じていただけない。
人はそもそも、他人の頭の中の物語なんて、そんなに興味はないのだ。
自分の直接知らない人間ならなおのこと。でも、そういうシビアな環境の中でこそ、こういう一種冷徹な目線で切り取られ造形されたものは怜悧な美しさで人の心をとらえてくる。 -
「記憶の果て」→「時の鳥籠」→数年経って「記号を喰う魔女」→「時の鳥籠」と来て、本当に感服してるところ。
最初から緻密にストーリーを練っているのか、その都度設定を考えているのか…。
この人はシリーズを通してミステリーを構築してる。
恐るべしです。
ただ、シリーズものとしては非常に感服する本だけど、単体の物語として読むと「ふぅ」で終わってしまうのがさみしい。
私は安藤裕子(三次元を思い出すな)が好みだから、女の愚かな部分が全面に押し出されている朝倉幸恵がどうにも好きになれないのです。 -
安藤くんのシリーズ。
前作を読んでいないとわかりにくいかと思います。…すっきりわかるような小説ではありませんが。 -
一般受けはしないだろうけど、個人的にはすごい衝撃を受けた。
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これは静かな物語。
人が死ぬ。しかし、
そこには静寂だけがある。 -
再読。こんなに良かったっけ!始めて読んだ時よりも、どわーっと来る。
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再読。
『記憶の果て』のあの登場人物に、こんな物語が。
学生時代ほど夢中にならなかったけど、読み終えてあぁ面白かったと思えたので星は変えず。 -
これが私としては浦賀作品の1作目でした。だからか「記憶の果て」よりも感覚的にはこちらの方が好き。
「記憶の果て」でも重要なキーパーソンとなる浅倉の物語。
その人が事象に付与する意味づけはその人固有のもの。だから同じ事象を共有しているように見えて、やはり自意識という閉ざされた鳥籠から出られない哀しみを、そのことに気づけず足掻き続ける悲劇を、このひとは淡々とした静かな筆致で、読み手の現実へと実に挑戦的に突きつけてきます。
すべてが繋がった瞬間の衝撃は、戦慄と呼ぶにふさわしい。
淡々とした語りのなかでおのおのの“現実”が表裏一体となり、繋がったとき、息を呑んだ感覚は今でも忘れられません。 -
ちっとも文庫落ちしそうな気配もないし、
取って置いた方がいいのかなーとずっと思っていたのですが。
安藤君シリーズ続き無さそうだし。
もう仕方ないかということで処分。ごめん。
たぶん実家が無限の広さだったら取って置いたのにな。 -
キワモノ第二弾。
人間描写の生々しさは消えたものの
その分タブー表現が
並じゃなく多くなっています。
それと時系列が戻るので
楽しむ意味でも「記憶の果て」は
読んでおいてください。
なんと言うかジャンルとしては
ミステリーというか
SFホラーなんだよなぁ。
一部に俗に言う「頭のおかしい」人もいますし。
あ、頭のおかしい人に関しては
その手の要素があるので
読む際には注意です。
しかし、相変わらず疲れる文章だなぁ。
長々とする文章は
正直大して盛り上がらないのに
そうやられてもつらいです。
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