有限と微小のパン (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1355
レビュー : 131
  • Amazon.co.jp ・本 (606ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820432

作品紹介・あらすじ

日本最大のソフトメーカ「ナノクラフト」の経営するテーマパークを訪れたN大生西之園萌絵と友人たち。そこでは「シードラゴンの事件」と呼ばれる死体消失があったという。彼女らを待ち構えていたかのように事件は続発。すべてがあの天才の演出によるものなのか!?全編に漲る緊張感!最高潮森ミステリィ。

感想・レビュー・書評

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  • 「S&M」シリーズ完結作。
    とはいっても、後の作品にも犀川先生や萌絵は登場していますし、リンクしています。

    犀川先生のようなクールで生活臭のないなお方は現実にはいなさそうです。
    傍にいられる萌絵が羨ましいですわ。
    喜多先生も好きですが、当作では名前しか出ていません。

    当作を一言で表現するならば、「盛大なドッキリ」でしょうか。
    真賀田博士といい、天才は何を考えているのか分かりません。
    そんな訳で、洋子ちゃんや愛ちゃんのような普通のコが出ていると安心します。
    二人も頭は良いですけどね。

    当作はミステリなの?
    インチキのような気もしますが。

    完結編なので、四季さんが登場しています。
    世津子さんのお隣に住んでいる瀬戸千衣=四季でしたか。
    これが例の「名前がヒント」ということね。
    四季さんの自己アピールが強いのは、島を出るまで監視された部屋で過ごしていた反動なのかしら。

    長崎にいた四季は幻影で、本物は横浜のマンションにいたそうです。
    スコープが1コ何百万円するのか。
    そんなもの、ポンと買えないよ!!!

  • 文庫版を読了(再読)

  • 「わからない」

  • S&Mシリーズ最終巻。犀川先生のことが好きすぎて、出てきて会話をしているだけで幸せな気持ちになる。もはや恋。犀川先生に会いたい!犀川先生が真賀田四季に惹かれるのがなんだか切なかった。彼女はだめだよ、先生。ラストはとても感傷的な気分になって終わった。あぁ、もう一度すべてがFになるを読みたい。本当に大好きなシリーズ!

  • 思いの外萌絵ちゃんと同じように騙されてしまっていて,その哲学的な人間性への問いかけとある意味同義なのだけど真賀田四季と犀川先生との会話に圧倒されました.もう一度「すべてがFになる」を読もうっと.OUTSIDERとINSIDERの違いに注目して.

  •  S&Mシリーズの第10作目。
    『すべてがFになる』で受けた衝撃、再びー。
    シリーズのラスボス的な存在、真賀田四季博士が再登場。
    真賀田博士のこれまでの突き抜けた天才っぷり、そして何を考えているのか、しでかすのか予想できない怖さ。
    作中の萌絵と同じように、博士の存在に怯えた。
    ホラーか!!と、何度もツッコミを入れてしまった。
    そのくらい、真賀田四季が関わっている、というだけで怖いのなんのって。
    彼女なら、何をやってもおかしくないー。
    その思い込みを逆手にとられて、今回もすっかり騙されてしまった。
    そんなオチあり?!という手法には驚くばかり。
    ただ気になるのは、塙社長が萌絵の写真を飾っていたり夢中だったというのも、壮大なエンターテインメントのフリのひとつだったのかどうか、ということ。
    彼のことが今一つ有耶無耶で、ラストは消化不良気味。
    もう一度、四季シリーズの『秋』を読み返したくなった。

  • 2015.09電子書籍で再読。
    意外と印象薄い。
    ゲーム内に仕掛けた暗号はおもしろいけど、犀川先生に見せるためって、なんかちょっと迂遠すぎるような…。
    パーク内の殺人も、まさかのオチ。あでも、それを本当の殺人に利用するという発想は面白かった。
    ラスト、犀川先生が真賀田博士の居場所に気付く推理は、おお!って感じ。

  • 壮大な掟破り。シリーズ最終作だから許せるか。テーマパークとバーチャルリアリテイの議論には納得。

  • S&Mシリーズ、読み終わりました。

    真賀田四季博士再登場!他にも「すべてがFになる」の登場人物が出てきたり、各章の冒頭部分が過去作のフレーズだったり、最終作に相応しいギミック満載な感じ。
    犀川先生と萌絵ちゃんの関係は、ここでグッと来るのかと思いきや、そんなことは無いのが良かったのかな。

    四季博士は、個人的にはどうしてもハンニバル・レクター教授と対比して見てしまうのだけど、レクターの方がやっぱり肉に囚われてるって言うか、このシリーズに出て来る天才的な男性も皆、何か捨てきれないですよね。天王寺博士然り。
    四季博士の突き抜けっぷりを女性ならではとか書くのは凡庸だし、自分でも違和感を感じるけど、その要素は無くは無いとも思うのです。
    メスからオスは生まれるのだし。

  • 1988年という作品の年にびっくり。ようやく、この作品の時代に追いついた感じかな。
    壮大なるドッキリ。

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プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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