魔天楼 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 331
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820494

作品紹介・あらすじ

警察のお偉方が大集合しているビルで、突然出入りが不能となる異常事態が発生した!?右往左往する上役を睥睨しつつ、従僕(?)を従えて、颯爽と登場する美女が一人。彼女こそ、警視庁きっての危険人物、薬師寺涼子警視その人だった。驚天動地の警察ホラー。特別書下ろし短編「さわらぬ女神にタタリなし」収録。

感想・レビュー・書評

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  • 馬鹿馬鹿しいと思いながら、このシリーズをまた読んでしまった。あっという間に読めるし、後に何も残らないのがいいのかも。
    やりたい放題の薬師寺涼子警視。拳銃を撃つのは楽しんでいるし、気に入らない男の股間は蹴り上げるわ、平手打ちで3メートルはぶっ飛ばすわ、ハーレーダットソンでエスカレーターを走り下りるわ、ほんと痛快ですねえ。鼻持ちならない上司や知識人、官僚なんて糞みそに言われる。作者の田中氏はよっぽど官僚とか政治家とかが嫌いなんだろうな。
    今回の敵は、バレオロザギス(石棲妖蠍)で、確かに怪奇事件簿だね。星はいくつでも、まああんまり関係ないな。

  • ひさしぶりに読んだけどやっぱりおもしろいな。ここまでボウジャクブジンに振る舞えると、逆に清々しいwww

  • 新刊が出たのを機に何年かぶりの再読。
    相変わらず読後はスッキリ。
    せっかくだから他も読んでみるかな。

  • 頭脳明晰、容姿端麗、しかもお金持ちの主人公薬師寺涼子。
    部下の泉田準一郎の振り回されっぷりと、涼子様のハチャメチャ振りと名言に痛快さを感じる。

  • 警視庁きっての危険人物、ゴーガンフソンな涼子とおつきの泉田クン。
    キャラだけの作品。
    それなりに愉し。

    (2001年04月05日読了)

  • 我が物顔で大暴れする幻想生物(と警察官僚)を完膚なきまでに叩き潰すディザスター(主に主人公の活躍によって……)小説。
    こういう作品が読みたかった!

    ノベルス版は書き下ろし短編もついていてお得。

  • 高校時代、図書室の先生に、何かオススメはないかと聞いて借りてみたもの。
    頭脳明晰、容姿端麗、セレブで魔女王なお涼さまと下僕の泉田くんとのコンビがいい。
    脇役も個性派勢揃い。渋オヤジ好きなので丸岡警部にもきゅんきゅんする。

  • あえて漫画?
    小説に挿絵をされていた垣野内成美さんおコミックです
    (吸血姫美夕・・・だったかな、好きでした♪)
    東京大学文科?類入学、法学部卒業時に司法試験・外交官試験・国家公務員?種試験に合格し、警察庁に入庁、インターポールへ二年間出向、現在「警視」として「刑事部参事官」に27歳でなりました
    彼女の父は「JACES(大日本セキュリティーサービス)」の社長(年商5000億円)であり、全世界に涼子の「僕」がいます・・・はあ・・・すごい
    その長い見事な脚線美を惜しむことなく露出して、ピンヒールで悪を蹴る
    石棲妖蠍(バレオロザキス)が今回の妖怪=敵ですが、コレすらも蹴倒しました(笑)
    博識を持って妖怪の弱点すら調べ上げて退治しました
    「思い知った?正義は必ず勝つ!・・・いえ、正義とは! アタシが勝つこと!!」
    はい・・・そのとおりです(この魔女はかわいい!)

  • 奇想天外・奇妙奇天烈っぷりが心地良いです。周囲は大変でしょうが、彼女のように生きられたらさぞかし気持ちが良いだろうとも思います。ある意味あこがれの存在かもしれませんね(笑)

  • お涼が大暴れしてます。
    読んで爽快!!
    このシリーズかなり楽しいです。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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