- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061820708
作品紹介・あらすじ
「野放しの不思議が集まる無法地帯」アパート阿漕荘の住人、保呂草探偵に奇妙な依頼が持ち込まれた。連続殺人鬼の魔手から一晩ガードして欲しい、というのだ。ここ数年、那古野市には「数字にこだわる」殺人犯が跋扈している。依頼人には殺人予告が送られていた!衆人環視の中、密室に入った依頼人の運命は。
感想・レビュー・書評
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新シリーズ開幕!魅力的な謎・魅力的な登場人物たち!今後の展開に期待!紅子さんが素敵!
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>一年に一度一定のルールに従って起きる殺人。
この人他の話にもいたような…?と思いきや、なるほど1冊目でないと?話でしたね。
紅子さんのキャラがスリリングで面白い。 -
既読
文庫版 -
瀬在丸紅子が登場する「Vシリーズ」の1作目。旧名家のお嬢様・紅子と、紅子の麻雀仲間…便利屋の探偵・保呂草、少林寺と女装の達人の大学生・練無、関西弁の大学生・紫子、計4名が協力して殺人事件の謎に挑む。
【あらすじ】
ここ数年、とある区では規則性のある殺人事件が続いていた。そんな折、紅子の住む家と同じ敷地内に建つ屋敷の夫人に脅迫状が届く。彼女こそ、規則に適合した人物だった。夫人から警護を任された保呂草たちだったが、監視の甲斐無く夫人は密室で殺害されてしまう。
【感想】
紅子を始めとする4人の特徴や言動はいずれも個性的。当初は人物把握に戸惑うものの、終始賑やかな雰囲気で物語は進む。
犯人が判明した時はやられたと思った。類似の展開を見せる有名作はいくつか読んでいたが、本作も虚をつかれてしまった。思い込みとは恐ろしいものである。一方で、規則性のある殺人が行われた理由は腑に落ちなかった。殺人者の思考だから仕方ないかも知れないが…。
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森博嗣氏初読み。最後にあっと驚くミステリーで検索をかけると出てきたので読みましたが、そこまでの驚きはなかったかなという感じ。
トリックにも驚きはなく、犯人の動機もう~ん、という感想だった。
登場人物は個性的だし、哲学的な会話の内容は面白かったが、衝撃を求めていた自分にはインパクトが足らなかった…。読んでいて面白かったですけどね。 -
最後の大どんでん返しは驚き!これは騙される・・・。
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Vシリーズ1作目。そうきたか!この本で登場人物が揃った、というところかな。紅子さんのキャラがよくわからない。張り込み中に寝ている小鳥遊くんが好き。他のシリーズを先に読んでしまったので、へっくんが出てくるたびに「何か喋って!!」と思ってしまう。てか、へっくんて笑
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ゾロ目の数字に隠された意味があるような無いような.数学的なアプローチは簡単に説明されていてもよくわからなかったが,阿漕荘の魅力的な住人達と紅子さんの変人ぶりと噛み合わない会話は非常に面白かった.
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S&Mシリーズ、四季シリーズ、短編集ときて、いよいよVシリーズに突入。
先に四季シリーズを読んでいるせいか、余計に今回の犯人の正体はありえない、と思っていたので、また森マジックに綺麗に騙されてしまった。
その手があったか、とびっくり。
Vシリーズの1作目ということもあって、それぞれのキャラを把握しがてらのろのろと読んでしまったけれど、シリーズの序章としてはなかなか良い作品だと思った。このメンバーが、今後どんな事件に遭遇していくのか、読み進めていくのがとても楽しみ。
著者プロフィール
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