黒猫の三角 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1485
感想 : 158
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820708

作品紹介・あらすじ

「野放しの不思議が集まる無法地帯」アパート阿漕荘の住人、保呂草探偵に奇妙な依頼が持ち込まれた。連続殺人鬼の魔手から一晩ガードして欲しい、というのだ。ここ数年、那古野市には「数字にこだわる」殺人犯が跋扈している。依頼人には殺人予告が送られていた!衆人環視の中、密室に入った依頼人の運命は。

感想・レビュー・書評

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  • 誰が語ってるのかと思ってたら保呂草さん、あなただったんですね。そして保呂草さんだと思ってたあなたは偽物だったんですね、まんまとやられました。キャラが立ってて読みやすかったので、Vシリーズ、次もこのままいってみようかな?

  • 新シリーズ開幕!魅力的な謎・魅力的な登場人物たち!今後の展開に期待!紅子さんが素敵!

  • >一年に一度一定のルールに従って起きる殺人。

    この人他の話にもいたような…?と思いきや、なるほど1冊目でないと?話でしたね。
    紅子さんのキャラがスリリングで面白い。

  • 既読
    文庫版

  • 瀬在丸紅子が登場する「Vシリーズ」の1作目。旧名家のお嬢様・紅子と、紅子の麻雀仲間…便利屋の探偵・保呂草、少林寺と女装の達人の大学生・練無、関西弁の大学生・紫子、計4名が協力して殺人事件の謎に挑む。

    【あらすじ】
    ここ数年、とある区では規則性のある殺人事件が続いていた。そんな折、紅子の住む家と同じ敷地内に建つ屋敷の夫人に脅迫状が届く。彼女こそ、規則に適合した人物だった。夫人から警護を任された保呂草たちだったが、監視の甲斐無く夫人は密室で殺害されてしまう。

    【感想】
    紅子を始めとする4人の特徴や言動はいずれも個性的。当初は人物把握に戸惑うものの、終始賑やかな雰囲気で物語は進む。
    犯人が判明した時はやられたと思った。類似の展開を見せる有名作はいくつか読んでいたが、本作も虚をつかれてしまった。思い込みとは恐ろしいものである。一方で、規則性のある殺人が行われた理由は腑に落ちなかった。殺人者の思考だから仕方ないかも知れないが…。

  • 森博嗣氏初読み。最後にあっと驚くミステリーで検索をかけると出てきたので読みましたが、そこまでの驚きはなかったかなという感じ。
    トリックにも驚きはなく、犯人の動機もう~ん、という感想だった。
    登場人物は個性的だし、哲学的な会話の内容は面白かったが、衝撃を求めていた自分にはインパクトが足らなかった…。読んでいて面白かったですけどね。

  • この作者の著書はネタバレを先に知っておいて読んだ方がより分かりやすいのではないだろうか。

    重要な場面がさらっと書いてあるのであとから探すのが大変。

    気に入ったので漫画版も買ってしまった。

  • 最後の大どんでん返しは驚き!これは騙される・・・。

  • Vシリーズ1作目。そうきたか!この本で登場人物が揃った、というところかな。紅子さんのキャラがよくわからない。張り込み中に寝ている小鳥遊くんが好き。他のシリーズを先に読んでしまったので、へっくんが出てくるたびに「何か喋って!!」と思ってしまう。てか、へっくんて笑

  • ゾロ目の数字に隠された意味があるような無いような.数学的なアプローチは簡単に説明されていてもよくわからなかったが,阿漕荘の魅力的な住人達と紅子さんの変人ぶりと噛み合わない会話は非常に面白かった.

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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